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死刑台のエレベーター

Ascenseur pour L'echafaud
ジャンル: ミステリー・サスペンス , ドラマ , アクション
公開: 1958/09/26
製作国: フランス
配給: 映配

    死刑台のエレベーター の映画レビュー (最新順)

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    全7件
    • 3.0 ハラハラ クール

      戦後およそ12年。日本は「巨人と玩具」を、フランスは「死刑台のエレベーター」を作った。この2つのみ取り上げて比べたからってそれがなんだって話だけど、盲目的に突撃ラッパを鳴らし続けボロクソ負けを喫した日本が、一見能天気で活気に満ちたイケイケな経済事情映画をこさえ、片や戦勝国のフランス映画は商業戦争で儲けた成金を軽蔑し、ついでにひとこと植民地政策を非難し、続いて元敵国人を躊躇なく道連れにし、そういや既に自由に往来している。地続きってこゆことか。そして登場人物は皆どこか個人主義的で内省的で破滅思考。勝ったのに暗いんだよ。なんでだよ。ていうところがおもしろかったです。日本でも現実離れした年頃の少女の夢想が江戸時代に心中を流行らせたのかもしれないな等と考えていたら、おばさんも夢見がちに老けゆこうとしているのでした。遠い目がマルシャリンみたいでした。主人公男と青年が愚かなのは置いといてアラン・ドロン風寡黙なイケメンなのが眼福でした。マイルズ・デイビスの即興がかっこよかったです。普通にジャズですがマイルズだと知った上で聞くと有難味が増します。日本で言うところのチャンバラ作品に尺八や太鼓やお三味の即興を載せていくのとおんなじノリだよなと思いました。BS録画 >> 続きを読む

      2019/03/14 by オムライス

      「死刑台のエレベーター」のレビュー

    • 4.0

      なるほど、そういう結末か。
      マイルスのラッパが素敵。

      2019/03/02 by taku

      「死刑台のエレベーター」のレビュー

    • 3.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      落ちは、なんとなくわかった
      太陽がいっぱい
      >> 続きを読む

      2018/09/30 by HAGANELLIC

      「死刑台のエレベーター」のレビュー

    • 3.0

      大昔観て以来の再視聴.何年前に観たんだろ,それすら憶えていない.
      エレベーターの扉が手動だった記憶あったんだけど間違いだった.他の作品とごっちゃとなってる.
      結局ジュリアンとフロランスは出会うことがなかったの哀しい.
      花屋の若いカップルが阿呆なの哀しい.
      ドイツ人夫婦が完全に事故案件なの哀しい.
      マイルス・デイヴィスのトランペットも哀しい.
      そして最後のネタバレ厳禁.そのうち意味が通じなくなることが哀しい. >> 続きを読む

      2018/09/25 by 叡福寺清子

      「死刑台のエレベーター」のレビュー

    • 5.0 クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "都会を映すノワールなモノクロ映像と即興演奏によるジャズの音楽が、現代人の空虚な心理を斬新な演出で鋭く抉ったルイ・マル監督の秀作 「死刑台のエレベーター」"

      この映画「死刑台のエレベーター」は、「ジュ・テーム、ジュリアン」と電話口でけだるく囁く女の顔のアップで、幕を開けます。マイルス・デイヴィスのトランペットの旋律がけだるく響き、この疲れた顔の女の恋が、切なくもの哀しい運命にある事を予感させます。

      監督はフランスの新しい波と言われるヌーヴェル・ヴァーグの旗手的存在だった、ルイ・マル監督の若干25歳の時の衝撃のデビュー作で、音楽はモダンジャズの帝王マイルス・デイヴィス、撮影は「太陽がいっぱい」の名手アンリ・ドカエ、主演は当時29歳のフランスの名女優ジャンヌ・モローと「太陽がいっぱい」「鬼火」のフランスを代表する演技派俳優のモーリス・ロネ。

      監督、撮影、音楽、役者、ストーリーと、どれをとっても最高に素晴らしく、それらが互いに絡み合い、見事に化学反応を起こし、優れた映像世界を作っているのです。

      土地開発会社で働くジュリアン(モーリス・ロネ)は、社長夫人フロランス(ジャンヌ・モロー)と密会を重ね、遂に、邪魔者になった社長を殺す完全犯罪を企て、二人は実行しますが、犯行直後、帰り際に乗ったエレベーターが電源解除のため停止してしまい、彼はその中に閉じ込められてしまいます----。

      フロランスはジュリアンと連絡がとれないため、ジュリアンを探して夜のパリの街を歩くシーンは、まさに"映画そのもの"で、夜の中を、ジャズのけだるい音楽の中を、街の灯の中を、ハイヒールを履いた身なりのいい女が必死にさまよい歩く----。

      そして、小雨が降り始め、雷が鳴り響き、女の顔には目の下に深いくまが刻まれ、焦りと焦燥の色がにじみ出てきて----。名手アンリ・ドカエのカメラワークとマイルス・デイヴィスの即興演奏によるジャズのけだるい響きが、フロランスの心理を効果的に物語っていて、実に見事です。

      およそ映画でしか表現できない"映像が伝える感情"が、ここにあるのです。パリの街中を行き交う人々や車、ネオンサイン、こういう"夜の街の表情"が全て恋人を必死で探し歩く女の心理を的確に表現しているのだと思います。

      このような優れた映像テクニックを持つルイ・マイ監督の映画は、極力、無駄なセリフをなくし、我々観る者の創造力をかき立ててくれます。

      そして、車の窓ガラスに映った自分の顔を見て、「ひどい顔、悪魔のようだわ」とつぶやく女----、ジャンヌ・モローは本物の女優だと痛切に感じます。

      この映画の全編を覆う、アンリ・ドカエの撮影によるモノクロの映像が、美しくもスリルに満ちた光と影を投げかけ、映像的なしびれるような陶酔感を味合わせてくれます。

      それにしても、このモノクロの映像による、夜のパリの美しさは、比較するものがない程の美しさに溢れています。喧噪の中に孤独が潜み、傍観者にはただ美しく見える街、それがパリの街なのです。

      真っ暗なエレベーターの中で、ジュリアンの憔悴しきった横顔を照らし出すライターの光。見回りに来た警備員が持っている蛍光灯の光、そしてラストの----。

      この映画「死刑台のエレベーター」は、ヌーヴェル・ヴァーグの存在を広く世界に知らしめた記念すべき作品で、ルイ・デュリック賞を受賞した、映画史に長く残る名作なのです。
      >> 続きを読む

      2016/06/26 by dreamer

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