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このレビューはネタバレを含みます。 この映画「黄金のランデブー」の原作小説は、冒険小説の雄アリステア・マクリーン十八番の船を舞台とした冒険活劇で、とにかく滅法面白い小説なのですが、この映画化作品は、原作の面白さの域に達していないと思う。物語は、カリブ海を周遊する小型ながら超豪華な客船を舞台とする海洋サスペンスで、富豪に変装して乗り込んだハイ・ジャッカーたちは、客船を占拠した後、SOSを発して近くを航行する金塊輸送船を呼び寄せ、金塊を奪おうとする。しかし、この客船の一等航海士のジョン(リチャード・ハリス)が、乗客の美しい娘スーザン(アン・ターケル)や、船医のマーストン(ゴードン・ジャクスン)の助けを借りて、敵を倒していくのだった。この物語のポイントの一つは、悪玉側が持ち込んだ小型爆弾で、その時限装置を解除するタイミングが、ラストでのサスペンスの山場となっていく。原作の小説では、ハイジャッカーが正体を現わす前に、船内で次々と起きる殺人や行方不明が、前半のサスペンスとなっているが、映画ではあっさり処理されている。そして、主人公のリチャード・ハリスが、監禁されている病室の窓から綱を伝って抜け出し、暴風雨の中で冒険する場面をはじめ、あれこれとサスペンス・アクションの場面があるが、アシュレイ・ラザラス監督の演出がもたついて何かもう一つピリッとしない。また、冒頭からのジェフ・ウェインの音楽が、この作品の性格にぴったりしないこともあり、ラストの処理もだいぶもたついて、原作の逆転劇の方がスッキリしていると思う。 >> 続きを読む
2017/11/02 by dreamer
「黄金のランデブー」のレビュー
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