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ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界

Ginger & Rosa
ジャンル: ドラマ , 青春
公開: 2013/08/31
製作国: イギリス , カナダ , クロアチア , デンマーク
配給: プレイタイム(提供 アース・スター エンターテイメント)

    ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界 の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 3.0

      冒頭に広島に核爆弾が落ちた映像が出てくる。
      その年に産まれたのがジンジャーとローザの二人の女性。
      以降は二人行動を共にし、彼女たちは反核集会に参加するようになった。

      極端な思想を持つ二人だが、その家族もまた奇妙である。
      外国ならではな経歴だが、それが後半二人の人生に影響を与えていくというもの。

      こういう人生もあるかとは思ったが、ドラマとしてはいささか弱く響くことはない。
      キャストに名のある俳優陣をそろえた割には勿体ないとしかいえない。
      >> 続きを読む

      2017/02/12 by オーウェン

      「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界」のレビュー

    • 4.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      サリー・ポッター監督作品を鑑賞するのは「耳に残るは君の歌声」に続き、2作品目です。舞台は1960年代のロンドン。エル・ファニング演じるジンジャーと、幼馴染のローザの二人の思春期の様子を描いた物語です。お互いのファッションやヘアスタイルを検分したり、煙草を吸うのもナンパされるのも、常に一緒だった二人ですが、ジンジャーは核戦争を危惧して反核運動へと関心が向かい、ローザはあろうことかジンジャーの父親との恋にのめり込んでいきます。社会不安が高まり、親友との間に溝が生まれ、大好きな父が遠ざかろうとしていく中、遂にジンジャーは…というあらすじです。

      少女から大人になる成長過程での、肉体と精神のアンバランスな状態に対するもどかしさや、恋をして変わりゆく親友の姿への戸惑い、自由奔放を気取り、家族を顧みない父親に対する愛憎、そして核戦争に対する恐怖と社会への怒りなど、とても一人では抱えきれない複雑な感情を内包しながら、平然と振舞おうとする思春期の少女のナイーブさを、エル・ファニングが見事に体現していて圧巻です。首の傾げ方、視線の投げかけ方、ぎこちない笑みなど、どの場面でも、その仕草や表情に吸い寄せられてしまいました。原題は「Ginge & Rosa」と幼馴染である二人の名前を冠してありますが、これはもう圧倒的にジンジャー1人の映画です。

      ラストでは、キューバ危機の局面を迎えて未来への希望が崩壊しつつある状況で、絶望に至ったジンジャーが、初めて声を上げて泣き叫びます。しかし、彼女が心から恐れていたのは、平和な世界の崩壊ではなく、彼女自身を取り巻く環境、すなわち愛する父と母、親友がいたはずの世界の崩壊なのでした。ずっと大人ぶった振舞いを保ってきたジンジャーが、子供のように声を上げて泣き、周りの大人たちが一生懸命とりなす姿に、あぁ、この子は大人にならなければと必死で背伸びしてきたのだと、胸を突かれました。(オリヴァー・プラットが、優しくて気のいいおじさん役で出演しています。とても良かった!)

      子供から大人になる時期の不安定さに、核の脅威に怯える冷戦時代の不安定さが加味されて、単に少女の思春期を描いた青春映画とは趣を異が異なっている点を、とても面白く感じました。「耳に残るは君の歌声」もそうでしたが、全体的に漂う暗いトーンや、禁欲的なほど笑顔を封印したヒロインが、ラストで見せる幼さにはっとさせられる印象的なシーンなど、この監督の独特な作風が好きです。

      ただ一方で、原爆投下された国の人間としては、少女時代の崩壊の恐怖と、核戦争に対する恐怖が同等で語られることに、違和感を覚えなくもありません。核戦争を象徴する冒頭のシーンには、複雑な思いを抱いたのも事実です。
      >> 続きを読む

      2016/01/04 by nomarie

      「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界」のレビュー

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    ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界
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