超能力研究部の３人

  このレビューはネタバレを含みます。
ドラマ本編とメイキング(というかドキュメンタリー)が同時進行するトリッキーな構成で、初めの内は「なんだかよく分からんな～」という印象だったんだけど、中盤から「ドキュメンタリーパートにも台本が存在しているのでは…？」みたいな疑念が湧きだしてきて、気が付いたら虚実ないまぜな世界にハマりこんでおりました。そしてエンドロールの「撮影クルーも役者がやってんのかよ！」というネタばらしに驚愕ｗ いや～面白かった！

秋元のキスシーンを巡る一連の流れ(過呼吸で倒れる山下監督ｗ)なんて単純にめちゃくちゃ笑えるんだけど、一方でアイドルという存在に対する鋭い批評にもなっている気がするし、ソフト化されたら見返して味わい尽くしたいくらい奥行きのある作品だと思います。

最近の『乃木どこ』の裏年表回によって明らかにされた秋元と西野の確執を踏まえた上で観たりすると、色々と妄想が捗ると思うので乃木坂ヲタの人も是非劇場へ。

難解な作品では決して無いし、山下監督はアイドル映画としての仕事もきっちりされおりますので(特に海辺で夕日を見つめながら涙を流すななみんの神々しいまでのカワイさは最高であります！)否定的なレビューに耳を貸さずに劇場へ駆けつけるべき！ >> 続きを読む

2015/01/14 by yukikaze

「超能力研究部の３人」のレビュー