こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

あの日の声を探して

THE SEARCH
あの日の声を探して
© La Petite Reine / La Classe Américaine / Roger Arpajou
4月24日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
1クリック登録
公開: 2015/04/24
製作国: グルジア , フランス
配給: ギャガ
INTRODUCTION

『アーティスト』で多くの賞に輝き、喝采に包まれたミシェル・アザナヴィシウス監督。彼には長年“どうしても描きたい”物語があった。今も世界のどこかで起きている戦争を生き抜く人々の現実を、力強いヒューマンドラマとして世に訴え、カンヌとトロント国際映画祭で大喝采を浴びたのだ。

1999年、ロシアに侵攻されるチェチェン。両親の目の前で殺され、声を失った少年。自分の無力さに絶望するEU職員。ロシア兵にされ、殺人兵器と化していくごく普通の青年。臨場感溢れる圧倒的な映像が突き付けるのは、泣きながら、なりふり構わず行動する人間の姿。そこから溢れ出るのは、立場の異なる彼らの“それでも生きたい”という同じ願いだった。

人としての尊厳を踏みつけられ、大切なものを奪われても、希望の光を探し求める者たちに、私たちは胸を打たれ、そして気付く。光は天から射すのではなく、彼らの命のきらめきにことあることに――。

STORY

1999年、チェチェンに暮らす9歳のハジは、両親を銃殺されたショックで声を失ってしまう。姉も殺されたと思い、まだ赤ん坊の弟を見知らぬ人の家の前に捨て、一人放浪するハジ。彼のような子どもさえも、ロシア軍は容赦なく攻撃していた。ロシア軍から逃げ、街へ辿りついたハジは、フランスから調査に来たEU職員のキャロルに拾われる。自分の手では何も世界を変えられないと知ったキャロルは、せめて目の前の小さな命を守りたいと願い始める。
ハジがどうしても伝えたかったこととは?生き別れた姉弟と再び会うことができるのか――?
>> 続きを読む

    監督 ミシェル・アザナヴィシウス CAST ベレニス・ベジョ/アネット・ベニング/マキシム・エメリヤノフ/アブドゥル・カリム・ママツイエフ/ズクラ・ドゥイシュビリ STAFF 【脚本】ミシェル・アザナヴィシウス

    あの日の声を探して の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全2件
    • 3.0

      『アーティスト』でアカデミー賞を総ナメにしたミシェル・アザナヴィシウス監督作品。といっても、前作とはまったくタイプが違う。
      チェチェン紛争を舞台に、ロシア兵に両親を殺され声が出なくなった少年、彼を保護し一緒に暮らし始めるEUのフランス人女性、そして少年を探す姉の姿が描かれる。

      冒頭、爆撃によって破壊された村を歩き回り、チェチェンの人を笑いながら(面白半分に?)銃殺するロシア兵の様子をホーム・ヴィデオで録画している映像が映し出されるが、一瞬ドキュメントなのかと思ったほど、その映像はよくできている。「ドラマ」というものが決して「単なる作り物」ではないということを実感させる。アザナヴィシウス監督の力量といえるだろう。

      作り物でない、という点ではハジ少年を演じるアブドゥル・カリム・ママツイエフの表情がすごい。特に目。両親の殺害を目の前で見てしまったという凄惨な体験をした少年の恐怖、怯え、絶望、諦めといった複雑な感情が見事に表れている。最後に見せる心からの笑顔にも心をつかまれた。

      こうした映像の素晴らしさの一方、「ドラマトゥルギー」という点では物足りなさが残る。少年のストーリーと並行して、強制入隊させられたロシア人青年の姿も描かれるのだが、このふたつの物語が交錯する必然性が弱い。まったく無関係にみえた事象に実はつながりがあった、という結末を描くのはドラマの常套手段だと思うが、だからこそそこには強い説得力が必要だ。
      確かに、意に反して軍隊に入れられ、理不尽な暴行を受け、さらには前線に送られて人殺しをしてしまうロシア人青年は、戦争というものがいかに人間性を破壊していくか、ということを表していて背筋が凍る思いにさせられる。しかし、加害者としての彼の「ドラマ」と、被害者としてのハジのそれはある一点で繋がるものの、そこに内面の交錯がないために、ふたつの相反する立場の物語がポンと投げ出されたという印象のまま映画は終わってしまう。そこが圧倒的に物足りない。
      映像も、役者の演技も、そして題材も興味深いだけにとても惜しい作品だった。
      >> 続きを読む

      2016/10/08 by 室田尚子

      「あの日の声を探して」のレビュー

    • 3.0

      話の内容以前に随分とチェチェン紛争が関わってくる。
      それは紛争によって9歳の少年は赤ん坊と一緒になり、母親を殺されたショックで口が利けなくなってしまう。

      その少年を保護するEUの女性。
      これに加えて望んでいないのに兵士になってしまうロシア人青年が描かれる。

      紛争に憂いを抱いているのかは知らないが、やたらと説明的なセリフを役者が口にしている。
      主張が前面に出過ぎていて説教臭い。

      こうなると兵士の話はいるように思えないし、少年と姉がお互いを探し求めているドラマの方が余程見応えがある。
      欲張りすぎてかえって調和を乱してしまったような作品。
      少年の無口なのに情感を伝える演技は悪くないだけに、勿体ない出来。
      >> 続きを読む

      2016/10/03 by オーウェン

      「あの日の声を探して」のレビュー

    あの日の声を探して
    アノヒノコエヲサガシテ

    映画 「あの日の声を探して」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画