東京闇虫　パートI

仕事もせず、借りられるところからは全て借り、ついには闇金にも手を出した金で、ギャンブル三昧と自堕落な生活を送る青年、加藤。

膨れ上がった金利で、ついに首が回らなくなり、闇金業者に身柄を抑えられ、売り飛ばされる。

彼を買い受けたのは、表向きはインターネットカフェの経営者だが、裏では手広く非合法の仕事を回す浅村。

浅村の下で、自分が何をしているのかさえも知らされない高額バイト的な仕事をこなすことで、彼自身が意図したわけではないのに、犯罪者として歩んでいくのが悲しい。

そして、それまで感じたことの無いやりがいを、その仕事の中に見つけている点が、非合法組織の構成員が減らない現実を示しているようで案外深いものを感じた。

ただ、作品としては非常にライト。
合言葉は、ラッキー、クッキー、ケンタッキー。
ライトって言うか、薄っぺらい。 >> 続きを読む

2019/05/01 by ice

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