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パリのめぐり逢い

Vivre pour Vivre
公開: 1968/03/16
製作国: イタリア , フランス
配給: ユナイト

    パリのめぐり逢い の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「パリのめぐり逢い」は、お話としては実に俗っぽい、男女の三角関係のメロドラマなのだが、それが「男と女」の鬼才クロード・ルルーシュ監督の手にかかると、見事に華麗な現代感覚に息づいて、観る者を"陶酔の世界"へとのめりこませてしまう、そんな素敵な映画になってしまう。

      主人公のロベール(イヴ・モンタン)は、テレビのニュース・レポーターで、仕事にも女性関係にもタフな中年男。美しい妻(アニー・ジラルド)の目をぬすんでは、気軽に情事を楽しんでいる。

      ところが、ふと知り合ったアメリカ娘キャンディス(キャンディス・バーゲン)とは、ぬきさしならぬハメに陥る。若い彼女のひたむきな情熱にほだされ、初めて真剣な恋愛となり、妻との別居にまで発展してしまうのだ。

      冬のパリ郊外での出逢いから、再会による恋の前奏曲の高鳴り。更に舞台は一転して、アフリカのケニアでのダイナミックな猛獣狩りのシーンとなり、いきなりテント内での激しい愛欲描写に切り替わって、思わず息をのむ。

      ルルーシュ監督は、会話の声を消した画面に、フランシス・レイの奏でる甘美でリリカルな音楽をかぶせるなど、"奔放なテクニック"を駆使して、ムードを盛り上げてくれるのだ。

      また一方では、随所にニュース・フィルムの断片を挟み込む。それは戦争や動乱やテロ行為の残虐な場面だ。主人公の取材という形で、コンゴ奥地の白人傭兵が出てきたり、最後には彼自身、ヴェトナムで死線をくぐったりもする。

      こうして、ルルーシュ監督は、"現代の不安と緊張"を観る者に突き付けてくる。といっても、それは表面的で登場人物の内面にまでは反映していないのだが、ルルーシュ監督の"絢爛たる演出テクニック"に幻惑されて、この現代の恋愛に共感させられてしまうのだ。

      とにかく、この「パリのめぐり逢い」という映画は、憎いほど観る者を魅了してしまうツボを心得た娯楽作品だと思う。

      一途な恋心を、情感豊かに演じるキャンディス・バーゲン、細かい表現にまで女っぽさの匂うアニー・ジラルド、そしてイヴ・モンタンの俗物ぶり、いずれも見事だ。
      >> 続きを読む

      2017/04/02 by dreamer

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