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狩人の夜

The Night of the Hunter
ジャンル: ミステリー・サスペンス
公開: 1990/03/09
製作国: アメリカ
配給: ケイブルホーグ

    狩人の夜 の映画レビュー (最新順)

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    全5件
    • 0.0

      1955年のアメリカ映画。監督はこれ一本切りのチャールズ・ロートン。アカデミー賞主演男優賞受賞俳優で、ウィキペディアによると、皇帝ネロ、モロー博士、ヘンリー8世、カジモド、ヘロデ王などを演じてますね。びっくりなラインナップ。

      それはともかく、本作は公開当時は話題にならなかったものの、カルトとして評価されるようになったとのことで、自分はマルグリット・デュラスの小説かエッセイか、或いは訳者による解説でこの作品を知ったのだと思う(よく覚えていない)。子どもたちをどこまでも追い詰める殺人者がトラウマになった……とかなんとか(やっばり、よく覚えていない)。

      未亡人に取り入っては殺して金を奪う殺人者を、ロバート・ミッチャムが不気味に演じている。伝道師を騙り、左右の指に「LOVE」と「HATE」と刺青を入れている。女嫌いで、セックスに激しい嫌悪を抱いているのに(から?)、女たちを惹きつける。

      もうシルエットだけで、ミッチャムだとわかる扮装とスタイル。こんな影が賛美歌を口ずさみながら近づいてくるのだから、たまりません。ウィキでドイツ表現主義的と指摘しているのにも頷ける(まあイメージです)。

      ストーリー的には無理矢理感もあるけれど、とにかくミッチャムのキャラが立っており、川をボートで下って逃げる子どもらと追いかける殺人者という構図が定まると、監督としてはここが撮りたかった、ここにこだわったというのがわかり過ぎるぐらいにわかり、ちょっと浮いてるぐらいなものである。

      月光が反射して煌めく川面、疲れてボートで眠る兄と妹、川べりの動物たち、空には三日月がメルヘンのようにかかり、しだいに移ろってゆく。そして、殺人者のシルエットが迫るのである。たまらんなあ。

      最後に子どもたちの庇護者として殺人者に立ち向かうのは、リリアン・ギッシュ……。この組み合わせね。

      DVD特典の解説によると、トリュフォーが「映画文法のチグハグさがあるものの、立派な実験映画である」というようなことを述べているように、残念なことに演出がやっぱり定まっていない。陳腐な演出もあれば、妙にセンチメンタルだったり、滑稽さが際立ったり。キャラの造形に一貫性がないというか、浅いというか。

      しかし、それはそれとして、トリュフォーが「実験」という言葉で評価した数々のシーンに魅了され
      たことには変わりないのである。
      >> 続きを読む

      2020/11/21 by かんやん

      「狩人の夜」のレビュー

    • コメントへのご返事、ありがとうございます。星の件、そういう潔癖なご態度もありと存じます。失礼いたしました。今後、フォローさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

      本作は、はい、確かに「好き」な作品です。とりわけ、無数の星空に川沿いを流れながらボートが行く場面は、遠近法を無視した撮り方で、その映像的詩情にうたれます。しかし、ストーリー的には、新興宗教の「怖さ」を衝いた点であり、それは「トランプ現象」を含む、今日的な問題だとも思います。
      >> 続きを読む

      2021/05/02 by Kientopp55

    • よろしくお願いします。それはマルグリット・デュラスのような作家のトラウマ映画になってるぐらいですから。川下りのシーンは、もう傑作だと思いました。とても非凡な演出、映像だ、と。なかなか手にすることが難しい作品ではあるのですが。 >> 続きを読む

      2021/05/02 by かんやん

    • 3.0 ハラハラ

      伝道師のフリをしている殺人鬼のハリーは刑務所で一緒になった家庭持ちの死刑囚が金を隠している事を知り、出所後家族の元へ。父から後を託されている少年ジョンは彼を警戒するが・・・。

      2018/09/09 by kinako

      「狩人の夜」のレビュー

    • 3.0

      1930年代の1万ドル.某サイトで今の価値に換算すると約18万ドル.おとーさん思い切ったなぁ.一様に耶蘇教が定着してたり,家の鍵をかけてなかったり,川の水が綺麗で底に沈んだ遺体が目視できたり,と隔世を激しく感じた次第.
      その反面,ハリー・パウエルがカルト教祖になったりウィラさんを洗脳したり,と60年位上前も今も一緒じゃんってのは面白かった.そのハリーさんといえば右手指にLOVE,左手指にHATEのタトゥーであるな.調べたら色んな作品に模倣されているそうな.こーゆー知識を溜めておいて「あのタトゥーって実は狩人の夜っていう映画でね・・・」って披露したら,映画ヲタクっぽくって嫌われるから気をつけろ!
      またハリーさん初登場の独り言でこの人ヤバイですよと理解できるのが素晴らしい.内容はともかく語り口調は穏やかなのに剣呑な雰囲気はかなり不気味であった.それだけに射撃されてケツまくって逃げる姿は情けないと同時にユーモラス.結局逮捕され裁判を受けるハリーさんに対して市民がヒステリックに処刑せよと叫ぶけど,ちょっと前までアンタらその人に陶酔してたんやで,という寓話.
      ハリーさんと対峙する事になるレイチェルさんが二人で賛美歌かなんかを合唱する穏やかな情景だけど実は殺し合う関係ですよってどんな頓智だよ.
      1万ドルを人形の中に隠して大の大人がいつまでも気付かないという間抜け設定はあるものの,穏やかな狂気という作風は知っておくべき作品だと思った次第.
      >> 続きを読む

      2018/08/02 by 叡福寺清子

      「狩人の夜」のレビュー

    • 4.0

      ノワールの傑作。長らく観たいと思っていましたがBS放映にてやっと鑑賞。モノクロの幻想的な映像の中、恐ろしい伝道師がやってくる!!美しい映像と狂気のロバート・ミッチャムが見所です。

      2015/12/06 by Chihoish

      「狩人の夜」のレビュー

    • 5.0

      超油断した。まさかこんなに面白いとは。なんて緊張感!素晴らしい!真夜中に歌いながら馬に乗っているあのシルエットたまらん!そしてあの唱和シーンは最高過ぎる!

      なんといってもリリアン・ギッシュ!『散り行く花』でしか観たことないけど演技に深みがあるというか本当良い演技するなぁ。猟銃持った姿良かったなぁ。他の出演者も負けないぐらい素晴らしい演技。眼福です!

      2015/07/11 by きりゅう

      「狩人の夜」のレビュー

    狩人の夜
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