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2018年03月のおすすめ映画

2018年03月のおすすめの映画

Book Information

2.8 2.8
配給: アルバトロス・フィルム


    2018年3月のおすすめ映画は、2月24日よりシネスイッチ銀座http://tokushu.eiga-log.com/cineswitchほか
    全国公開中の「ナチュラルウーマン」(2017年・チリ)です。

    愛する人を突然失い悲しみに陥るトランスジェンダーの主人公マリーナが理不尽な現実を乗り越えていく姿に、
    観る側が共感しエールを送りたくなる、愛の物語です。

    ヒロインを演じるのは、自身もトランスジェンダーの歌手であるダニエラ・ヴェガさん。
    チリの新鋭として大注目のセバスティアン・レリオ監督は、この映画についてダニエラさんに相談していく中で、
    彼女の人生経験を脚本に色濃く反映したそうです。
    そして「目の前に女優がいるのに、どうしてほかの女優を探す必要があるのか」と気が付き、
    マリーナ役に彼女を大抜擢したそうです。

    マリーナが人生の【向かい風】を象徴する嵐のなかを歩くシーンに代表される独特な映像表現、
    アレサ・フランクリンが歌う「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」の音楽、そしてマリーナを見事に演じる美しいダニエラさん。

    周りと違うことで生じる差別や偏見、嫌がらせ。
    それは、自分にはない豊かさへの怖れや嫉妬から生まれるのではないでしょうか。
    人種や性別などのボーダーが取り払われているこの時代に、豊かな人生を送ることができるかどうか、それはあなたの心次第。

    この映画を観て、心の扉を開いてみませんか。

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    レビュー

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    • 4.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      トランスジェンダーであるが故に、恐ろしく理不尽な差別を受けるマリーナ。
      あまりに唐突な悲しみさえ乗り切れていないうちにザシュザシュと心も体も傷つけられる。
      ただし、オカマ野郎だの、キメラだのと罵られても、拉致されたうえにひどい姿にされても、
      彼女は決して相手をけなさない。
      「私は人間だ」「ノーマルだ」と相手の目をしっかりと見て言うだけだ。
      かっこいいなあ。
      化物は、元妻や子どもたち、お前らだよ。罵る時に醜く歪んだ顔を見ろ。

      マリーナが最後にきちんとオルランドに会えて、お別れができてよかった。
      愛犬をひきとり、小さな部屋だけれど健全に暮らし、舞台で歌を歌えていてよかった。
      >> 続きを読む

      2018/02/28 by pome

      「ナチュラルウーマン」のレビュー

    • 評価なし 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      ちりばめられた鏡が気になる

      火葬前に手を握って涙するシーンはぐっときた
      完璧なハッピーエンドではない
      ありのままが素敵だと思う

      簡単なものではないかもしれないが複雑なものではないはず
      >> 続きを読む

      2018/03/14 by 10ちゃん

      「ナチュラルウーマン」のレビュー

    • 4.0 切ない

      人間って、自分とは違った生き方をする人に出会った時に、自分からそれを遠ざける人と受け容れる人とに極端に分かれるのかなぁ?と感じました。家族を含めて他人に影響を受け過ぎて生きていると自分を客観視出来ずに異物を攻撃したり、自分を客観視できると違った価値観との距離感を保って付き合っていくことができるものなのでしょうか。
      映画も、捉え方次第で見え方が違うものですね。

      2018/04/01 by nomura

      「ナチュラルウーマン」のレビュー

    • 3.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      トランスジェンダーのマリーナには親子ほども年の離れた年上の男の恋人がいた。

      知的で、優しくて、マリーナを心から愛してくれる恋人はマリーナも愛していたし、仕事も順調でマリーナはこの穏やかな日常が続いていくと思っていた。

      恋人が急死するまでは。

      恋人が急死した瞬間から、マリーナは自分が世間から異質な存在であることをまざまざと実感させられる。

      駆け込んだ病院の医師からは、怪訝な顔をされた上に警察を呼ばれる、恋人に外傷の跡があったからだ。ただ、恋人が苦痛のあまり階段から足を滑らせただけなのに、警察はマリーナの訴えを無視する。

      そうして、恋人の家族や元妻、子どもたちもマリーナの存在を疎ましく思うのが言動の端々から伺え、その言動は次第にエスカレートしていく。暴言を吐かれ、しまいには暴力を受けてしまう。

      これが普通の女性であればここまで酷い扱いを受けなかったかもしれない。けれど彼・・・彼女、はトランスジェンダー故に必要以上に周囲の反感を買うのだろう。

      結果、恋人の家族から葬式には出るなと釘を刺される。

      それでもマリーナは決して周りに愚痴を吐かない、恋人が急死した辛さも、理不尽に扱われる辛さも、何もかもを飲みこんで生活を続ける。

      そんな中、恋人が残したサウナのロッカーのカギを見つけた。恋人の家族から恋人と住んでいた部屋は取り上げられ、全て失くした彼女に残されたカギ、そのカギを持って彼女は恋人の名残を探しに行く。

      トランスジェンダーが故に、恋人のお葬式にも出れず、思い出の残るアパートを追い出され、理不尽な目にあうマリーナ。

      恋人の元妻や息子、家族達がどれだけ酷い存在かが描かれ、彼女が必死に自分の中に苦痛や辛さを押し込めて、それでも毅然と顔をあげて、向かい風にも負けずに歩いていく姿は感動します。

      自分が世間からは異質な存在であること、奇異の目で見られる存在であることを「彼女」は充分に承知していて、理不尽な扱いにも結局は従う。

      このことで、今までも「彼女」には途方もない試練を掻い潜って来たのだろうなと思わせます。

      正直、恋人の家族のマリーナに対する態度は頭に来るんですが、よくよく考えたら、自分もそうなるかもしれない、と戦慄しました。

      自分の父親や元夫が同性愛者だと宣言し家を出て、いい年をしてトランスジェンダーの年若い恋人と同棲して、そこで急死した、なんて言われたらと思ったら、あの家族と同じ態度をとるかもしれない、と。

      父親や元夫が元気でいるうちはいい、でも亡くなって、世間体として葬式にトランスジェンダーの現恋人が出てきたら、色んな意味で社会的な笑いものになる。

      はっきり言って、それが自分の「世間体」だと思い知った時が恐かったです。


      マリーナは優艶な女性にも、力を秘めた男性にも見えて、凄く魅力的でした。その魅力がいかんなく発揮されるのが、恋人のサウナのロッカーの中を覗きにサウナに入った時でした。

      女性の外見のマリーナは最初女性用のサウナに行きます、そうして、男性側のサウナへと足を踏み入れます。

      体は変わらないのに、メタモルフォーゼみたいで凄かったですし、マリーナだけにしかできない芸当だと思いました。

      ただ、危険を冒してまで侵入したロッカーの中身は空だったのですが。

      世のトランスジェンダーの人達の苦悩や苦闘を垣間見つつ、自分も頑張ろうと思える映画でした。
      >> 続きを読む

      2018/03/17 by hano

      「ナチュラルウーマン」のレビュー

    ナチュラルウーマン
    ナチュラルウーマン

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