こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

恋ごころ [DVD]

ジャンル: ドラマ , ラブロマンス
監督: ジャック・リヴェット
キャスト: ジャンヌ・バリバール , セルジオ・カステリット , ジャック・ボナフェ , マリアンヌ・バスレール , カトリーヌ・ルヴェル
形式: DVD 155分 Color , Dolby , Widescreen
定価: 5,184 円
発売元: 紀伊國屋書店

    恋ごころ [DVD] の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全1件
    • 5.0 笑える 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      恋愛は人を役者にする。この舞台では誰もが主役を気取れる。ところが、自分はワキ役らしいと気づいた時、それは三文喜劇になる。

      大仰に媚び、平静を装い、ハッタリで威嚇する。このジャック・リヴェット監督の映画「恋ごころ」でも、分別盛りの男女が狭量な言動を繰り返している。

      ヒロインは女優のカミーユ。その愛人ウーゴは劇団の主宰者。そこにカミーユの元恋人とその妻が絡んでくる。ウーゴの仕事を手伝う女子学生と彼女の異父兄には、刺身のツマの役を振られる。

      カミーユが公演のため、別れた恋人のいるパリを訪れる。彼女は、今の愛人と元恋人の間で揺れ始める。

      ウーゴは、女子学生の攻勢にまんざらでもないようすだ。カミーユとの再会に、元恋人はのぼせ上がり、その妻は、女子学生の異父兄と浮気。その彼は妹とただならぬ気配を漂わせ-------。

      ここでは、ドアの開閉が物語を進める原動力になっている。例えば、ホテルの女の部屋に、男が内扉を開けて現われ、二人が続き部屋を取る間柄であることが示される。

      男が楽屋で女と抱き合っていると、別の女がノックも早々にドアを開け、気まずい事態に陥ってしまう。他にも、実に多くの場面がドアを開けて始まり、ドアを閉じて終わる。

      ドアは、恋愛の舞台に通ずる花道だ。男も女もドアを開けて芝居に参入し、ドアを閉じて退出する。

      参入や退出が自由である限り、恋愛は喜劇なのだ。しかし、ドアの開閉が制限された時、それは悲劇に変わる。

      男が女を物置に監禁し、ドアに鍵を掛けると、二人の間に決定的な亀裂が走る。女が男を訪ねてホテルに来た時に、彼がドアを開けなければ、女は去っていく。

      こうして6人の関係は、次第に深刻さを増し、クライマックスで極限に達するのだ。ところが、最後に奇跡が起こる。6人は図らずも劇場の舞台上に集まる。

      その瞬間、すべての難局があっけなく収束するのだ。それは、舞台が開かれた空間だからだ。そして、悲劇はまた喜劇に戻る。テーク・イット・イージー。役者は、やはり舞台の上でこそ光り輝くものなのだ。
      >> 続きを読む

      2018/01/21 by dreamer

      「恋ごころ [DVD]」のレビュー

    このアイテムを最近、ラックに追加した会員

    恋ごころ [DVD]

    恋ごころ [DVD] - ジャック・リヴェット | 映画ログ
    ASINコード:B00006RD6M
    JANコード:4523215004978

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画