こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

嗚呼!!花の応援団 役者やのォー [DVD]

ジャンル: 青春 , コメディ
監督: 曽根中生
キャスト: 井上治之 , 香田修 , 深見博 , 宮下順子 , 宮井えりな
形式: DVD 105分 Color , Dolby , Widescreen
定価: 4,104 円
発売元: Happinet(SB)(D)

    嗚呼!!花の応援団 役者やのォー [DVD] の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全1件
    • 4.0 笑える 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この曾根中生監督の人気シリーズ第2作目の「嗚呼!!花の応援団 役者やのォー」の主役は、青田赤道(2代目:井上治之)というよりは、富山や北口をはじめとする南河内大学応援団の一回生及びOBの薬痴寺先輩(なぎらけんいち)のような気がする。
      曾根中生監督の思い入れも、彼らの方に多く感じられたんですね。

      この新しい主役たち(?)、彼らの存在は実に切なく哀しい。哀しすぎるくらいだ。
      彼らはすでに、一つの「体制」の中で生きはじめている。

      旧態依然とした応援団で、彼ら一回生が我慢を重ねるのは、今後、新入生が入って来たらイビってやろうと思っているからだ。
      この様な発想は、体制の中に組み入れられてしまった者の考え方に他ならないのだ。

      合宿から逃亡した富山が連れ戻されるのも、ストリッパーのヒモになった北口が舞い戻って来るのも、当然の帰結の様な気がする。
      彼らには、いつの間にか応援団としての心持ちが染み着いてしまっているのだ。

      OBの薬痴寺はどうだろう? 彼がその力を発揮できるのは応援団の中だけなのだ。
      一般社会の中ではうまく生きて行くことが出来ない。
      故に彼は、唯一、自己確認を与えてくれる応援団という場所でのみ、後輩をシゴキまくるのだ。
      そんな彼の姿には一回生同様、体制に飼い慣らされている弱者の哀しみを垣間見ることが出来る。

      この作品も1作目同様に、とても可笑しくて切ない物語になっていて、人間の哀しさが良く描かれてはいるのだが、ただ、この作品における青田赤道の扱い方に少し不満を覚えてしまうのだ。

      1作目での青田赤道は、スーパースターだった。
      体制を揺るがす力を持ち、その上にアグラをかいている連中を右往左往させていた。
      そこが小気味良くて、とても好ましかった。

      ところが、この作品は、せっかく青田赤道に全国の公募から選ばれた、まさに原作の漫画の主人公のイメージに近い、怪物的なキャラの井上治之という好素材を得ながら、やたらと暴力を振るうけれど、ただそれだけの存在でしかないという描かれ方なのだ。

      観ている者の多くは、恐らく、富山や北口に自らを感情移入して共感を覚えるかもしれない。
      しかし、その共感だけでは心苦しくて仕方がないのだ。
      だからこそ、青田赤道のスーパースター的な行動が必要だったと思う。
      >> 続きを読む

      2019/01/22 by dreamer

      「嗚呼!!花の応援団 役者やのォー [DVD]」のレビュー

    このアイテムを最近、ラックに追加した会員

    嗚呼!!花の応援団 役者やのォー [DVD]

    嗚呼!!花の応援団 役者やのォー [DVD] - 曽根中生 | 映画ログ
    ASINコード:B005WQWS7A
    JANコード:4907953047037

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    レビューのある映画

    最近チェックした映画