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ザ・カー [DVD]

ジャンル: ホラー
監督: エリオット・シルヴァースタイン
キャスト: ジェームズ・ブローリン , キャスリーン・ロイド , ジョン・マーリー , R・G・アームストロング
定価: 1,500 円
発売元: ジェネオン・ユニバーサル

    ザ・カー [DVD] の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0 ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「ザ・カー」は、私のお気に入り映画の1本「キャット・バルー」のエリオット・シルヴァースタイン監督が撮ったオカルト的なホラーサスペンス映画の傑作だ。

      無人の自動車が意思を持ち、アメリカの田舎町の住人を襲いまくり、殺しまくるという、もうそれだけで映画好きにとってはゾクゾクするようなプロットの作品だ。

      十字架に怖れおののき墓地には入ることが出来ないことから、この怪物とも言える自動車には悪魔が取り憑いていることが、次第にわかってくる。そして、この怪物に立ち向かうのは地元の保安官たちで、そのリーダーを演じるのが「カプリコン・1」で、我々映画好きを狂喜させたジェームズ・ブローリンがここでもまた、いい味を出して熱演している。

      この作品は、日本で最初に公開された時は「宇宙空母ギャラクティカ」の同時上映で、いわぱ添え物的な扱いをされていたそうだが、あらためて観てみると、情け無用、皆殺しの黒塗り自動車の強烈なインパクトの前には、地球を目指し、星々の大海原を航海する宇宙船団も影が薄くなってしまうほどだ。

      この自動車と悪魔の組み合わせ、そしてその地獄からの使者が、人口のそう多くはない田舎町に砂煙を上げながらやって来るという設定や自分の愛する者を自動車に轢き殺された主人公ジェームズ・ブローリンが復讐に燃えて立ち上がるなどなど----、我々オカルト映画、ホラー映画好きの心を掴む要素がこの作品には満ち溢れているのだ。

      しかし、この作品が他の幾多の同ジャンルの作品と決定的に異なり、"孤高の作品"たらしめているのは、ラスト5分間の異常さに尽きると思う。

      自動車は、保安官たちの必死の活躍により崖に落とされる。爆発炎上し、空をも覆い尽くさんばかりの巨大な火炎が立ち上る。と同時に、断末魔の叫び声が聞こえて来る。その炎のビジュアルと叫びのサウンドが、実にリアルだ。

      ところがこのラスト、やっとのことで怪物を倒したというのに、勝利の快感とか達成感、つまり"カタルシス"が全くないのだ。むしろ後味の悪さ、もっともっと酷い、惨いことがこれから始まるのだ----。今まで観て来たことは、その前兆に過ぎないといった思いが、私の心に重々しくのしかかってくるのだ。

      自動車を破壊したことによって、その中に封じ込められていた悪魔を解き放ってしまった----と、深読みすればそうともとれるのだ。

      あのドス黒い炎と煙は、ひょっとして"核の脅威"を暗示しているのかもと思わせるような、この作品は今後、とんでもない何かが起きると思わせるに十分な暗示を放っている。
      >> 続きを読む

      2016/11/27 by dreamer

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    ザ・カー [DVD] - エリオット・シルヴァースタイン | 映画ログ
    ASINコード:B006QJSURE
    JANコード:4988102061074

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