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プッチーニの愛人 [DVD]

ジャンル: ミステリー・サスペンス , ドラマ
監督: パオロ・ベンヴェヌーティ , パオラ・バローニ
キャスト: タニア・スクイッラーリオ , リッカルド・ジョシュア・モレッティ , ジョヴァンナ・ダッディ , デボラ・マッティエロ , フェデリカ・ケッツィ
形式: DVD 81分 Color , Dolby
定価: 5,040 円
発売元: 紀伊國屋書店

    プッチーニの愛人 [DVD] の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      大作曲家プッチーニのスキャンダラスな実話を、贅肉を削ぎ落したような文体の演出で描いた「プッチーニの愛人」。

      「トスカ」「蝶々夫人」「トゥーランドット」などのオペラで知られるイタリアの作曲家ジャコモ・プッチーニ。
      その彼がオペラ「西部の娘」に取り組んでいた1909年、イタリアの湖畔で起きたメイドの自殺に材を取り、その真相を探る。

      いわゆる、ドーリア・マンフレーディ事件なのだが、そこにはあっと驚く真実など存在しない。
      結論から言えば、女癖の悪い作曲家とその家族の嫉妬と妄想の犠牲になった、憐れな少女の物語なのだ。

      と結論を先に行ってしまっては元も子もないが、この映画の見どころは、極端に贅肉を削ぎ落したエッセンスのみの文体と、そこから滲み出す階級差とそれを容認する時代の空気だ。

      つまり、ここでは偉大なる作曲家の人物像はことごとく無視され、作品ごとに愛人を替えたと言われるプッチーニの内面に立ち入ることもなく、もっぱらその渦中で傷ついた妻の復讐の物語として、メイドの自殺をとらえる。

      最初の内は「このメイドもやはり作曲家の愛人だったのか」と思わせておいて、それを覆す衝撃的な結末に戦慄を覚えてしまう。

      それにしても、物語の構成はともかく、今どき珍しいスタンダードサイズの端正な映像美とプッチーニのオペラ曲を外した素朴な音楽は心に残る。

      メイドの自殺を大作曲家でなくとも起こり得る前近代の事件ととらえた、パオロ・ベンヴェヌーティ監督の目の付けどころは悪くない。いや称賛されていいだろう。
      >> 続きを読む

      2019/02/13 by dreamer

      「プッチーニの愛人 [DVD]」のレビュー

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    プッチーニの愛人 [DVD]

    プッチーニの愛人 [DVD] - パオロ・ベンヴェヌーティ,パオラ・バローニ | 映画ログ
    ASINコード:B0074FJEGK
    JANコード:4523215072960

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