こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

ストレート・タイム


    ストレート・タイム の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全2件
    • 4.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "「俺たちに明日はない」の現代版クライド・バーロー、マックス・デンボというアンチ・ヒーローをダスティン・ホフマンが演じた 「ストレート・タイム」"

      この映画「ストレート・タイム」は、元囚人のエドワード・バンカーの原作「こんな獰猛な野獣はいない」を読んだダスティン・ホフマンが、この原作に惚れ込み、自らのプロダクション、スウィトウォール・プロを率いて直接製作にも参加した作品で、彼はマックス・デンボというキャラクターを実に見事に演じていると思います。

      そして監督には映画よりもブロードウェイの舞台演出家として名高い親友のウール・グロスバードに監督を任せたのも、ダスティン・ホフマンのこの映画に賭ける熱意の表れだろうと思います。

      それは「ペーパームーン」「ボビー・デアフィールド」の名脚本家アルビン・サージェントに脚色を依頼し、作り話では出せないリアルな迫力に溢れていて、それがホフマンの演技に新しい魅力を付け加える結果にもなったのだと思います。

      そして、共演者にドラマー、シンガーソングライターとしての才能も持つ「ビッグ・ウェンズデー」の曲者俳優ゲーリー・ビジー、「ミザリー」の名女優キャシー・ベイツ、「ラスト・タイクーン」に続いてこの映画のヒロイン役に抜擢されたテレサ・ラッセル、その他、ハリー・ディーン・スタントン、M・エメット・ウォルシュ、サンディ・バロンなどと、みんな異色の個性と演技力の持ち主を揃えていて、映画好きにとっては、たまらない配役になっています。

      刑務所を仮出獄した男が、今度こそ真面目に地道な人生を歩もうと努力したものの、せっかくつかんだ仕事も平気で辞めさせる陰険な仮出獄監視官の態度に怒りを爆発させ、再び元の悪の道へと突っ走る事に----。

      ここを境にこの主人公は、ホフマンが得意とする演技アクセントで一変させるところも見どころの一つになっていると思います。

      このマックス・デンボは、いわば「俺たちに明日はない」の現代版クライド・バーローであり、現代の社会機構が懸命に真面目に生きようとするマックスを犯罪者へと追い詰めていきます。このどうしようもない怒りを感じながら、社会に牙をむいたのがクライドでありマックスなのだという気がします。

      その意味で「俺たちに明日はない」から始まった、"アメリカ・ニューシネマ"の流れをこの映画は受け継いでいるのです。

      撮影の名手オーエン・ロイズマンのカメラが大都会ロサンゼルスのハリウッドでも最高級の繁華街からみすぼらしい裏通りまで、大都会の非情な素顔を鮮やかに捉え、ひとりの男の哀しい生き様を浮き彫りにし、デヴィッド・シャイアの音楽が現代のやりきれない空しさを表現する中、デビュー以来一度として同じような役を演じないダスティン・ホフマンが、彼のフィルモグラフィーの中で初めて強盗を演じているのも興味深く、当時のハリウッド映画界でロバート・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマンと共に、若手演技派のBIG3のひとりと言われていた、アル・パチーノ主演の「狼たちの午後」と比較して観るのも映画好きとしてはたまらなく面白いと思います。

      全く違った性格の強盗を、この二人はどちらも凄まじいばかりの実在感のある演技を示していて、さすがにその演技のうまさに唸らされます。

      1975年の「狼たちの午後」のアル・パチーノ、1976年の「タクシー・ドライバー」のロバート・デ・ニーロ、そしてこの1978年の「ストレート・タイム」のダスティン・ホフマンの三人が、1970年代の"アンチ・ヒーローの代表"として映画史の中に位置付けられるのではないかと思います。
      >> 続きを読む

      2016/08/11 by dreamer

      「ストレート・タイム」のレビュー

    • 3.0

      まるで「俺たちに明日はない」のような展開だ。

      刑期を真っ当した男が保護監察官付きで出所。ところが些細なことからまたしても刑務所に逆戻り。
      それを機に男は悪友とゆるんで強盗の日々へと移り変わる。

      明らかに終盤悲劇が待っているのだろうと思わせる逃避行の旅。まとまった理由もなく一緒になる女など、説明ではなく雰囲気で引っ張っていくというのは珍しい構成だ。

      ダスティン・ホフマンが髭面で演じるこの作品。
      意外だったがこういう暴走するようなキャラも悪くはない。

      ゲイリー・ビジーやキャシー・ベイツなど知られざるキャストも顔を出すこの作品。
      終わり方が中途半端な部分を除けば悪くはない。
      >> 続きを読む

      2015/02/22 by オーウェン

      「ストレート・タイム」のレビュー

    • 雰囲気で進んでいく物語はけっこう苦手なのですが、パッケージとかカッコイイし、そろそろこういう映画も楽しめるようになりたいものです。。 >> 続きを読む

      2015/02/22 by ただひこ

    このアイテムを最近、ラックに追加した会員

    ストレート・タイム

    ストレート・タイム | 映画ログ
    ASINコード:B00OXKXW6M
    JANコード:4988135903228

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    レビューのある映画

    最近チェックした映画