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新しくコメントされた映画レビュー

    マスカレード・ホテル
    • 4.0 切ない ハラハラ 元気が出る

      続編の劇場公開が近いため、出演者のバラエティ番組への露出が多いことも有って選択。

      両主演は、木村拓哉、長澤まさみ。

      木村拓哉作品は幾つも観てきたが、長澤まさみに関しては初めてかも知れない。

      いずれも当代きっての美男美女。
      豪華キャストの中に有っても、彼ら2人だけでも、ずっと観ていられるような存在感を放っていた。

      ホテルを舞台にした群像劇と、動き出したら一気に駆け抜けるようなミステリー。

      確かに続編が観たくなる、豪華絢爛な作品だった。
      >> 続きを読む

      2021/09/18 by ice

      「マスカレード・ホテル」のレビュー

    • 続編が出るんですね。楽しみにしていよう。。。

      2021/09/19 by mika

    マトリックス
    • 4.0 ハラハラ クール

      4作目が出るということで、おさらい。・・・つか、3作もあることを知りませんでした。
      キアヌ・リーブスが若い! そんな彼と時代を感じる携帯電話を除けば、今でも全然観られる作品ですね。20年以上前の作品とは思えない。
      友人が、キアヌ好きで、何回も見せられた記憶があるんですが、新鮮に見られました。かっこいい♪

      2021/09/19 by mika

      「マトリックス」のレビュー

    • 黒いロングコートがカッコ良かったですね~

      2021/09/19 by ice

    • ですね〜♪ また流行るかしら?(笑

      2021/09/19 by mika

    隠された記憶
    • 5.0

      『白いリボン』以来敬遠してきたハネケだが、ここへきて『ファニーゲーム』を観る機会を得、俄然ハネケ熱に浮かされている小生。そんな夫を不憫がってか妻の借りてきたのが本作。

      特典映像にてtalkingハネケを初拝見。長々と喋っているのに日本語字幕がえらい短いのには笑ったが、「生まれながらに罪を背負った人間の、その罪をどう描くかが私の仕事」という発言(字幕が適訳であることを祈る!)に完全ノックアウト。いやはや凄い監督がいたものです。

      特典映像を観たのはもちろん本作鑑賞のあと。そもそもなぜ頼まれもしないのにこうしてレビューを書き続けているかといえば、共感を得たいからなのはもちろんで、ほんのひと握りであろう精神の同胞者に投函された宛名のない手紙のようなものだが、魂のわななくような作品に出会ったとき、饒舌は作品を汚すとまで思い詰めて、ただただ静かに、こうべを垂れて、くだんの作品を同胞に差し出すほか振る舞う術などあるだろうか。

      見られることでやましさが炙り出される、ということはあるだろう。見つめ続ける視線は、見られる側においてその意味の変容を遂げる。なんとシンプルに、そしてあからさまに、ハネケはヨーロッパ人の原罪意識を可視化してみせることだろう。映画なのに、いや、映画だからこそできる表現を、かくしてまた一つ目撃することになる。

      ジッロ・ポンテコルヴォの『アルジェリアの戦い』を思い出していた。目の前で今まさに起きているアルジェリア動乱の渦中に観客を引き摺り込んで歴史の証言者に仕立ててしまう恐るべき映画。ハネケの映画に銃声も怒号も響かないし、自由を求める群衆のうねりもない。しかしながら、フランス、もっといえばヨーロッパというユーラシア大陸西端の半島がいまだに抱える根深い問題を、これほどまでに抉り取った映画を寡聞にして知らない。抉り取られた問題とは、半島と大陸の負った、質は違えど同じ傷であり、その傷は永遠に癒えることがないことを、沈黙のうちに雄弁に語る。癒えない傷。だからそれは、我々が生まれながらに刻印されている原罪の謂なのだ。極東の小国民の一であってもその原罪は免れるものではない。

      ハネケのもう一つの魅力、それは、モダンであることではないか。本作ではビデオテープがうまく使われている。プライバシーをのぞかれるというのは鋭く現代的な問題だが、ハネケがそれに取り組むと、たちまち人は思わぬ深淵に案内されることになる。『ファニーゲーム』しかり、メディアに溢れる暴力に対する批判として作られたというが、もはや批判の域を超えている。

      カットの構成も素晴らしい。色使いも申し分ない。演出に、セリフに、一点の曇りもない。少なくとも私が粗探しするような瑕疵は一つも見当たらない。

      ハネケ熱は昂じるばかり。もっと、もっとハネケを!
      >> 続きを読む

      2021/09/16 by Foufou

      「隠された記憶」のレビュー

    • あえていえば、やましさとは良心の発露でもあるとの立場から、フランスの、ヨーロッパの良心、といってもいいかもしれませんが、まぁ、撮る主体を考えることは文学の領分という気がするし、映画はやはり映画として観たいというのが、私の考えです。 >> 続きを読む

      2021/09/18 by Foufou

    •  ヴィデオの送り主が、ハーネケ自身、良心、ヨーロッパの良心、ヨーロッパ知識人の良心と私にもつながりました。ハーネケの今まで13本撮った作品の半分以上の主人公の名前が、AnneとGeorgesで、本作でもそうであり、本作の二人は、仕事柄、中流の上の教養知識階層に属し、啓蒙された政治意識を持っているはずの彼らでもコロニアリスムの問題は重い問題であるということであろう。「パリー虐殺事件」は、フランスでは2000年代までの長い間、つまり40年以上タブー・テーマであったと言うことは、重い事実である。 >> 続きを読む

      2021/09/18 by Kientopp55

    ブラックホーク・ダウン
    • 3.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「ブラックホーク・ダウン」は、1993年のソマリア紛争にアメリカが介入した際、いつまでも事態の解決を見ない内戦に業を煮やしたアメリカ軍が、内戦の当事者の一人であるアイディド将軍を捕らえるべく計画したミッションを描く、マーク・ボウデン原作の同名のベストセラーを映画化した、軍事ドキュメント・ドラマだ。

      予定通りに事が運べば、何の問題もなしに数時間ですべて決着が着くはずだったその計画が混乱を極めていき、結果として何の関係もない一般市民を含め1,000人以上の死者を出した究極の軍事的失策となったのだ。

      映画は、そのミッションが坂道を転げ落ちるように収拾がつかなくなっていく様を、圧倒的な迫力で見せる。

      監督がリドリー・スコットだし、出だしは快調、テンポのいい演出で話はどんどん進んでいく。
      リドリー・スコットの演出は、視覚的効果以外では、無駄がなく、脇道に寄らず、いきなり本題にズバリと斬り込む直線的な演出が特色だが、この映画ももちろんその路線は健在だ。

      映画が始まってから30分くらいで、既にクライマックスみたいな戦闘シーンに入る。
      敵の大将拿捕のためにヘリコプター(ブラックホーク)が、編隊を組んで波打ち際を進んでいくのだが、この編隊を組む戦闘機というのは、確かに戦争映画の醍醐味の一つではありますね。

      そして、いざ戦闘が始まると、リドリー・スコット監督のパワー全開という感じで息つく暇もない。
      しかも、このテンションの高さが残り1時間半、ずっと続くのだ。

      スピルバーグの「プライベート・ライアン」の前半30分の戦闘シーン並み、いや、それ以上のテンションが、1時間半続くのだ。
      しかも、リドリー・スコット監督お得意のエログロ描写満載で、はっきり言って、途中でまだ続くのかと少し食傷気味になり、この辺で少しスローな展開にならないものかと思ったほどでしたね。

      この映画は戦争映画なので多くの俳優が登場しているのだが、主要な役は米軍指揮官のガリソン大佐に扮するサム・シェパードを筆頭に、ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア、エリック・バナらといった布陣だ。

      ジョシュ・ハートネットは「パール・ハーバー」に続き戦争映画への出演となっており、半分は恋愛ものだった「パール・ハーバー」に較べ、今回は超シリアスで、しかもほとんどのシーンでヘルメットを着用し、顔は汚れていてはっきりしない。

      その他の面々も皆はまっていて、サム・シェパードはこういう役を演じさせたら貫禄だし、トム・サイズモアは戦争ものには欠かせない俳優となっている。

      ユアン・マクレガーは、彼のネーム・ヴァリューのわりには、あまり大きくない役で出ているので、なぜだろうと思ったものだが、面白いことに彼が演じたグライム、本当の名前はステビンスといい、ソマリアでの働きにより勲章を授けられたのだが、その後、なんと自分の娘をレイプしたかどで30年の刑を食らって、軍刑務所に服役した人物らしいんですね。

      原作がどうなのかはわからないが、この映画の最大の特徴は、ありがちなアメリカ万歳にもその逆の人道主義に走り過ぎの戦争反対にも与せず、ただただ究極のアクションとして存在していることだ。

      リドリー・スコットは、最初からそのように演出しており、命を賭けた戦いだけをとらえ、何が正しいか、何が悪いかという判断は保留していて、観客にその判断を委ねているようだ。

      本当の軍人にとって戦争の意味や善悪の判断は必要なく、ただ命令が下りたから戦うだけなのだ。
      そして、戦闘が始まれば、相手を倒さなければ自分がやられてしまう。
      だから戦うだけだ。それが軍人というものなのだ。
      もちろん、この映画は米軍の視点から描いているから、アメリカ寄りと言えないこともないが、はっきりとアメリカ礼讃の立場はとっていない。

      しかし、そうは言っても、非常に気になるのは、この戦闘による死者が、ソマリア側1,000人以上に対し、米軍はたったの18人という、ほとんど戦争というよりも一方的な"大量虐殺"に等しいことだ。

      映画の中では、サム・シェパードがアイディド将軍の部下に対し、お前たちがやっていることは内戦ではなくて殺戮だと糾弾するシーンがあるのだが、結局、米軍も同じことをやってしまうのだ。

      しかも、エンド・クレジットが始まって死亡した米軍人の名前が全員羅列されるのに、ソマリア側の死者は1,000人以上で、終わってしまう。
      この差は一体なんなのだろう?-------。

      最新鋭の武器を所有する米軍の方が、有利なのは最初からわかりきったことで、だからこそ高をくくって、よく考えたら無謀とも言えるこういう計画が実行に移されたわけだが、アメリカという"軍産共同体国家"がいつもこんなことをするから世界中から嫌われているということに、まだ気づかない連中が多すぎるという気がしますね。

      こういう殺戮をやっておいて、自分の国がテロリストにやられると、いきなりショック状態に陥って、やられたらやり返せと連呼する。
      私は基本的には、アメリカという国は善意の国だと思いたいのですが、アメリカが他の国で行なっていることもテロリズムに他ならないということを、アメリカ国民はもっと知っていた方がいいのではないだろうか。
      >> 続きを読む

      2019/02/27 by dreamer

      「ブラックホーク・ダウン」のレビュー

    • 映画視聴後にレビューを見ました。
      私は言語化できませんでしたが、このレビューで映画の理解が相当深まりました。
      ありがとうございました!
      >> 続きを読む

      2021/09/18 by HamaKoh

    エイプリルフールズ Blu-ray 豪華版
    • 評価なし

      嘘つきをめぐる群像劇。いわゆるばらばらのストーリーが一つに収束する、という高い期待値を超えるほどとびぬけた秀逸さには欠けるが(主役2人の本筋が一番薄いせい?)、泣かせる話もそこそこある。各場面の描写・演出というより役者の個性やイメージに任せた安直さが残念だが、今作でのオスカー像の行方は子役・浜辺美波へ。

      2021/09/02 by さーたん

      「エイプリルフールズ Blu-ray 豪華版」のレビュー

    • > 子役・浜辺美波
      おー!全然気づいていませんでした。
      機会が有ったらもう一度見よっと。 >> 続きを読む

      2021/09/04 by ice

    • 私も半信半疑で観ていましたが、エンドクレジットで「本当なんだ…」と驚きました。子役時代の出演作としては挙げにくい役柄かもしれませんが、存在感は抜群ですね。 >> 続きを読む

      2021/09/08 by さーたん

    ライトハウス
    • 2.0

      『ウィッチ』で衝撃的なデビューを果たしたロバート・エガース監督の長編二作目。カンヌで国際映画批評家連盟賞を受賞、批評家から絶賛された、とある。

      いや〜、どうなんでしょう。端的に言うと、森に囲繞された孤絶の凄まじさを巧みに描いた前作だが、本作は絶海の孤島における狂気を描くにあたって、極めて凡庸な表現に終始したのではないか。

      前者の場合、コーカサス系の人間のほとんどが経験したことのない温帯性の広大な森林=アメリカを開拓するにあたって、コミュニティの維持のためいかに戒律・規律が重視されたかよく理解されたし、コミュニティに背を向けて森の奥深くに孤立する家族の危うさが、森の得体の知れなさ=魔の招来という恐怖とうまく結びついて、見応えのあるホラーとして成立した。

      いっぽうの本作、冒頭の霧の中から水平線上に正面から見た船影が現れて、次に二人の男の背中のシルエットとそれ越しの島影が見えて、物語の始まりとして上々なのだが、何せ画面比がほぼ正方形なので、「海」という、横の広がりありきの対象をよく表現し得ず、なんとも冒頭から息苦しいのである。この息苦しさこそ、これから語られる隔離生活のそれと呼応するもので、監督の狙い通りなのかも知れないとは思いつつ、最後まで画面比に対する不満は残ってしまった。

      後付けで調べると、1.19 : 1 の画面比はサイレントからトーキーへの移行期間によく使われたものらしく、1931年の『炭坑』という映画を観て、横に伸びる炭坑の構図とアスペクト比がマッチしていて、これはいける、と監督は思ったらしい。炭坑が横穴なら、灯台は縦穴だろう、と。にしては、螺旋階段で結ばれる灯台の塔内部の垂直方向の構図はほとんど撮られないし、それもそのはず、登場人物二人のうち一人は灯台への出入りを禁じられているのだから、アスペクト比の必然性を担保する条件が脚本の段階でそもそも禁じられているとは、いくらなんでも気づきそうなものである。むしろ、画面比の制約のせいで、島全体の光景を、もしくは島から見える海の光景を、カメラが収めるという動機そのものが失われているようであるし、建物の空間配置も映画は無視してよいと考えているようなのだが、絶海の孤島に閉じ込められた人間の、まずあり得べき行動の一つは、島全体を隈なく歩くことにあるはずである。これを、登場人物がしないのはいかにも不自然。また、後半にウィレム・デフォーとロバート・パティンソンの追いかけっこがあるのだが、このシーンの魅力は半減どころではない。

      キューブリックの『シャイニング』は雪によって孤絶した恐怖を描いた。深い雪によってあらゆる乗り物が機能不全に陥っていることを映画は見せるし、電信の不通ぶりも絵として見せる。吹雪に取り巻かれる建物を映すことも一度や二度ではない。大荒れの天候をよそに、屋敷の中はしんと静まりかえっている。この静寂において狂気は出来する。

      本作は『シャイニング』に近い状況を設定している。しかし嵐に見舞われた島の小屋の中は静寂とは程遠く、二人はジンを浴びるようにして飲むことで、歌い、踊り、取っ組み合いをしてやり過ごそうとする。しかし嵐は去らず、いつしか二人を狂気が見舞う。

      二人が?

      ここがこの映画の難しさというか、曖昧にしているところなのだが、幻視や幻聴が絵として表現される逐一において、それがロバート・パティンソン演じる狂気の「若造」が幻視もしくは幻聴するものなのか、あるいは現実と地続きのものなのか判然としない。幻視であれ現実であれ、ロバート・パティンソンにおいては狂気に取り憑かれているのはむしろウィレム・デフォー演じる老灯台守なのだから、観客は狂気に見舞われた二人の男たち、として観てしまう。しかし『シャイニング』が恐怖の醸成に成功したのは、発狂するのがジャック・ニコルソンただ一人で、正気のまま逃げ惑う妻が対置されるからである(妻の恐怖におののく顔や行動がよほど怖いという話もあるが)。

      出来事を客観的に俯瞰する視点が映画の中で奪われてある以上、観客は、すべてのシーンを狂人が見る夢ないしは幻として体験することを強いられる。しかしそれこそ、まったくもって映画が試みてきた凡庸な表現ではないのか。新しさとは、そうした凡庸さへの気づきから始まるはずである。しかし作り手は、その凡庸さに最後の最後まで没入し切ってしまった。

      だから監督は言う。灯台のライトに使われているフレネルレンズはほぼ時代考証的に正しいと語ったあと、「あのレンズはとても美しくて、どこか空想の産物のような、まるでジュール・ヴェルヌの小説に描かれた宇宙船のようだ。だからこそこのレンズが物語のミステリアスなオブジェになると確信していたんです」。評価の高い以上、監督の目論見は成功したと言えるのかも知れない。しかし、この発言は、特異なフォルムを持つレンズというオブジェに、物語の収拾を任せた、あるいは「投げた」ことの証左ではないだろうか。終幕で、だからなんなんだよ……と戸惑いを隠せない観客は、わたし一人ではなかったと信じたい。

      あと最後にもう一点だけ苦言。老灯台守にこき使われる若造は命じられるまま屋根のスレートを直しに梯子を登るのですが、スレートを一枚剥がす作業をして、その隙間から夜勤明けで眠る老灯台守を窃視する場面がある。窃視というテーマはここではどうでもよくて、あのスレートを剥がす作業は、何をどう直すためのものだったのだろうと、引っかかってしまう。「修繕」という行為は、それっぽく行えばよい、と思っている節が仄見える演出で、この演出上の杜撰さは、貯水槽の清掃の場面でも現れる。島の貯水槽はいわば命綱。その水が腐っているとなったら、まずは水を空け、中に入ってブラシでガシガシ磨いて、それから新しい水と薬剤を入れるのではないか。しかし本作で若造はいきなり腐った水に白い粉を袋からぶちまけて、棒で掻き回して終わり。で、ポンプで汲み出す水は日に日に悪くなる一方で、しまいには水鳥が中で死んでいたりする。食事のたびにジンを飲む老灯台守は、規則を守って酒を口にせず、水を汲んではそのまずさ臭さに吐き出す若造を見てせせら笑うのだが……。酒で水分補給できるものとでも作り手は信じているのだろうか。作り手の、この演出に対する軽視ぶりは、ちょっと見過ごせない。ディテールにこだわる監督、という評が一部に見られるが、それはまったく当たっていないだろう。

      エンドロールでメルヴィルの著作にインスパイアされた云々とあったが、『白鯨』で知られるメルヴィルの描いた狂気はあんなもんじゃない。狂気イコール幻視・幻聴というところが、もうなんとも古臭いし、児戯めいている。

      『白鯨』に出てくるエイハブ船長の狂気とは、何度となく白鯨との闘争で死にかけて、ついには片脚を失うも、それでも多くの船員を道連れに白鯨を追う取り憑かれぶりにある。彼の狂気とは、だから狂信と紙一重なのである。嵐に数週間閉じ込められたからといって狂っているようでは、とてもエイハブの域に到達することなど叶わないだろう。文学に寄せている時点で監督の限界が露呈していると思うと、次作を楽しみにしているだけ残念だが、まぁ、そんなのは杞憂だろう。

      ちなみにアメリカ発の『スターバックス』ですが、スターバックスこそ『白鯨』に出てくる魅力的な登場人物の名前。創業者が『白鯨』ファンなんですね。だからロゴに人魚があしらわれているのも、故なきことではないのです。おあとがよろしいようで。
      >> 続きを読む

      2021/09/06 by Foufou

      「ライトハウス」のレビュー

    • タコの巨大な触手とか人魚とか、やっぱ凡庸かなぁ、と。灯台=プロメテウスの火のメタファーでございなんてのも、ちょっとわたしには恥ずかしい。若造は名前を実は騙っていて、灯台守と同じトーマスがファーストネームであることが露呈する。そこから彼我がいよいよ混濁するわけですが、ここはもう、頭ではわかっても感情移入は無理と言いますか。わたしがもう少し若ければ、熱狂したかも知れません。 >> 続きを読む

      2021/09/07 by Foufou

    •  ご指摘の「ライトハウス徹底解析ページ」を読んでみました。台詞にも方言とか、当時の言葉遣いとかを気にしているとは、さすがに凝る監督の潔癖「症」かなと思わせますが、やれギリシャ神話とか精神分析とかが出てくると、こちらはついていけませんし、ついて行く気もありません。仰る通り、「タコの巨大な触手とか人魚とか、やっぱ凡庸かなぁ」とは私も思いましたが、「Nobody ist perfect!」と許してました。しかし、実はファーストネームが同名であることの意味が読み切れていませんでした。まだ「修行」が足りませんね。 >> 続きを読む

      2021/09/07 by Kientopp55

    さよならゲーム
    • 4.0

      BGMが良かった。

      2021/09/05 by ローズ

      「さよならゲーム」のレビュー

    • すごく面白いわけではないが、もう一度見たくなる映画。

      2021/09/05 by ローズ

    マッドマックス
    • 評価なし

      「マッドマックス」と聞くと、条件反射的に、日曜洋画劇場の解説をしていた淀川長治さんの「こわい、こわい、映画ですねぇ」という言葉を思い出すが、肝心の内容の方はスッカリと忘れていた。ストーリー自体は至ってシンプル。極悪非道な悪党たちに妻子と同僚を殺された男の復讐劇だ

      オーストラリアの広大な大地、600馬力V8エンジンのモンスターマシン、そして若く精悍なメル・ギブソン。この三点が揃えば、他に下手な小細工はいらないだろう。160キロを超えるフォーシームを「打てるものなら打ってみろ」と、ど真ん中に投げ込むような、そんな潔さを感じさせる映画である

      荒廃した近未来にはガソリン車がよく似合う。それも思い切り燃費の悪そうなやつが。これがスカスカした走りのハイブリッド車では全く絵にならない。スーパーチャージャーを搭載しマフラー8本!の黒いインターセプターは復讐の鬼と化したマックスそのものだ

      メル・ギブソンには、その瞳の奥に狂気を宿しているみたいな雰囲気がある。なので、このマックスや「リーサルウェポン」のリッグスのような警官や刑事がもし実在したとしたら相当にヤバいおっかなさがあるように思う。尋問の最中に薄笑いを浮かべながらこめかみに拳銃を突きつけそうで、小心者のチンピラなら失禁してしまうのではなかろうか

      ラストの不穏な終わらせ方もいい。上映時間93分。シンプル・イズ・ベストの好例

      それにしても終盤でのバイクとトラックの衝突シーンの迫力は凄まじい
      >> 続きを読む

      2021/09/04 by ALW

      「マッドマックス」のレビュー

    • そんなわけで、わたしもマニュアル車にこだわって乗っています。来るべき時に備えて(笑)。 >> 続きを読む

      2021/09/05 by Foufou

    • FoufouさんはMT乗りなんですね。素敵です!

      私もMTで免許を取り(そもそもAT限定が存在しなかった)、1台目と2台目の車はMTに乗っていましたが、今はすっかりATに慣れてしまい、もはやMTを運転する自信は全くありません、、、 >> 続きを読む

      2021/09/05 by ALW

    日本統一30 [DVD]
    • 日本統一30 [DVD]

    • ジャンル: ヤクザ
    • 監督: 辻裕之
    • キャスト: 本宮泰風, 山口祥行, 北代高士, 小柳心, 舘昌美
    • 4.0

      前話ラストで飛び込んできた棟方の死。遺書の記述「蓮司 兄弟 すまない」、これまで棟方は自分のことを「若」と呼んでいたのにと不審を抱いた氷室は第一発見者の丸神連合・鶴見による殺害を疑う。

      そして、これまた突然の悲報、哀川翔演じる兄弟分の秋本が実は治療のため釈放されていて、病死。

      秋本を丸神のトップにとの夢が潰えた若宮(川原英之)も引退を決意。秋本の遺体の前で顔をあわせて一触即発になる氷室、鶴見を一喝するくだりが最後の花道になりました。

      この長編を出だしから支え、そして、侠和会と丸神の衝突の抑止力、パイプ役であった二人の退場には心底、寂しさを覚えます。

      そして、棟方の地盤であった横浜での両勢力の激突へ。侠和会入りした棟方ではあったが、遺された藤代組の幹部三人はどちらにつくかで意思統一ができておらず。

      この幹部ら新キャストですが、うち、侠和会寄りな本部長・内田に湘南乃風の若旦那。

      どちらにつくと決めかねる若頭・杉山、川谷組長に「可愛げのないカピバラ」呼ばわりされてますが、演じる西興一朗さん、戦隊シリーズ、アバレンジャーのアバレッドなんですな。

      また、若頭補佐・中森の組のテンション高いけどちょっと抜けてる組員、妹のキャバ嬢ノゾミ(桜井奈津)と共にこの横浜編の主要人物ですが、演じる水野直さん、このくどい存在感は見覚えが有るなぁと思ったらOP PICTURES+で観た「長崎家の崩壊」の父親役、そして、現在放映中のウルトラマン新作「ウルトラマントリガー」ではサクマテッシン役!

      そして、藤代組の保護下にあった横浜中華街の中国人・王(赤塚真人)らも暗躍開始という横浜編の序幕でした。
      >> 続きを読む

      2021/09/04 by ジェイ

      「日本統一30 [DVD]」のレビュー

    • > この幹部ら新キャストですが、うち、侠和会寄りな本部長・内田に湘南乃風の若旦那

      おっと、全く気付いていませんでした。
      かなり残念な役でしたね(笑)
      >> 続きを読む

      2021/09/04 by ice

    捜索者
    • 0.0

      子どもの頃、西部劇を何本も観て、というか、観ている父親の側にいて、子どもにはよくわからぬことを片っ端から質問して煙たがれたものだ。ジョン・ウェイン主演のものも多く、監督などまるで気にしないで観ていた。

      この大スターの魅力というものが、ちっとも子どもにはわからない。ハンサムでも精悍でもなく、鈍重で、腹の出たおっさんではないか、と。

      今回、見直してみると、哀愁を秘めた、月並みな言い方だけれど、燻し銀のような演技ではないですか。寡黙というわけでは全然ないのに、ふと言葉に詰まり、あるいは言葉を断念するようなとき、珍しくアップでこの役者の表情が捉えられると、何とも言えないような味わい深い表情を浮かべる。たまらんなあ、と。

      主題歌はダサいし、キャラは紋切り型で古臭く、コミカルなドタバタ部分など、必要ないかと思われる。せっかくロケをしているのに、なぜかところどころセット撮影(室内シーンでもないのに)が挟まり、その継ぎ目がわざとらしいのも残念だ。

      しかし、である。オープニングの、ドアに切り取られたモニュメントバレーの雄大な風景中を遠くから近づく馬上の人影と、室内でそれを見つめるシルエットの構図。この構図が何度か反復する時、映画の醍醐味は構図の反復にありと妙に納得してしまうのである。

      だからダサい主題歌が反復するとき、やはり涙を流すことになる。

      もちろん、この映画の影響を受けた作品をすぐに何本か思いつくが、敢えて指摘するのはやめておこう。発見の楽しみを奪うことになるから。
      >> 続きを読む

      2021/08/24 by かんやん

      「捜索者」のレビュー

    • 蓮實重彦先生がジョン・フォード論を執筆なさっているそうです。

      2021/08/26 by かんやん

    • フローベールのお仕事はあれで一段落されたのですね。上梓される前に一通り観ておかねば…。 >> 続きを読む

      2021/08/26 by Foufou

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