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新しくコメントされた映画レビュー

    ビバリーヒルズ・コップ
    • 5.0 笑える

      これ見るの何回目だろう?っていうくらい好き。
      それなのに結構忘れている部分も多い…。
      何度も楽しめてお得と思えば良いか。ポジティブシンキング

      2020/08/08 by もちこ

      「ビバリーヒルズ・コップ」のレビュー

    • うわー懐かしいです。

      この作品だったか記憶が定かでありませんが、口で銃撃音をマネするシーンが印象的でした。 >> 続きを読む

      2020/08/09 by ice

    THE BRIDGE DVD-BOX
    • 4.0 ハラハラ

      北欧には良質なミステリー小説がたくさんあります。
      ヘニング・マンケルを筆頭に、アンネ・ホルト、ペーター・ホゥ、スティーグ・ラーソンなどなど。読みたい作品がたくさんあります。
      それを思うと北欧ミステリードラマだっておもしろいはず!
      といっても、今まで私が観たのは「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」など5本の映画くらいでした。でもね、どれもすごくおもしろかったです!
      このドラマは友人からの薦めで観ました。
      すぐにハマりましたよ!!あはは
      スウェーデンとデンマークは海峡をはさんで隣り合い、その海峡には8kmくらいの長さの橋がかかっています。
      なので実際、デンマークに住み、仕事はスウェーデンという人々もたくさんいると聞いたことがあります。
      ドラマのスタートはこの橋の上から。真ん中のちょうど国境線の上に女性の遺体が遺棄されます。遺体の上半身はスウェーデン側に、そして下半身はデンマーク側に。
      これだけでも面白そう!って思いませんか?
      全10話なのですが、観出すと止められませんよ!あはは
      ストーリー展開もサクサクで飽きさせないし、登場人物も興味深いです。
      ただ・・・最終的に明かされる事件の切っ掛けが個人的に気にくいません!
      本当、男ってぇ~~~もう~~~>< ってなりました。(笑)
      >> 続きを読む

      2014/07/10 by mana

      「THE BRIDGE DVD-BOX」のレビュー

    • >m4ia_32さん♪

       もうUSのリメイク版もあるようですけど、画面の暗さとかは
       やっぱりご本家の国の方がぴったりな様に思います。
       週末の一気観、楽しんでください^^

      >curutogaさん♪

       犯人捜し好きにはたまりませんよ^^
       スウェーデン側の刑事さんがアスペック症候群という、ちょっと
       かわってはいるんですけどね。
      >> 続きを読む

      2014/07/13 by mana

    • 私もこれ大好きです。USリメイク版とは比べ物にならないほど、ゾクゾク感が違いますよね。 >> 続きを読む

      2020/08/09 by Mahbo

    こどもしょくどう
    • 3.0

      頭では、よくわかっているつもりの社会の仕組み、でも、そこから漏れ落ちた子供達は?何が正解かはわからないけど、出来る事をする、という事を考えると子供食堂は凄いと思う!自分だったら、何も出来ずに見てるだけかもしれないと思うと自分のダメ人間さが…( ̄▽ ̄)

      2020/08/08 by あっちゃん

      「こどもしょくどう」のレビュー

    • 先日、実際に運営している「こども食堂」の前を通りかかりましたが、このご時世のため休業せざるを得ない様子でした。

      まだ打ち勝つ術も持てない貧困に苦しめられている子供。

      そんな社会的弱者へのサポートさえも破壊する新型コロナの恐怖を改めて思い知らされます。
      >> 続きを読む

      2020/08/08 by ice

    家族を想うとき
    • 2.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      平均睡眠時間が4時間あるかないかの激務に耐える繁忙期。二週間ぶりの休みにはワインでもあけて映画を観ようと話していて、それで妻が借りてきたのがケン・ローチの最新作とは、一体どういう風の吹き回しか…。陶器に入ったジョージアワインを開けながら、嫌な予感しかしない。そしてそれは的中する。

      これまた映画製作上の色々な秘話逸話があるんでしょうね。俳優のほとんどが素人です、なんてのは今更驚きません。実はみんな前科者なんです。全然大丈夫。実はこれ、ドキュメンタリーなんです。さもありなんです、はい。もはや映画を観る前に作品について調べる、なんて手間はかけません。どの道、嫌な気持ちにさせられるんですから。たまの休みに、深刻な思いに沈むことは分かりきってるわけで。妻よ、恨むとは言わないが、私がなにをした、とは言いたい。。。

      イギリスの低所得者層の一家族にスポットが当たっています。十年前に襲った金融危機によって、家族の幸福設計が破綻する。で、父は運送のフランチャイジーとなる。フランチャイズ。あなたは事業主なんですよ、とおだてておきながら、要するに労使関係を結ばずして搾取を可能にする悪辣な経営システムです。これにまんまとハマってしまう。かたや奥様は訪問介護師として身障者や老人の家を何軒と梯子する。糞便を部屋中に撒き散らす不届き者がいて、その始末に超過料金を請求しても、給与は時間で支払われるルールだとすげなく突っ返される。夫が運送業を始めるにあたってバンの必要性を訴えられ、その頭金を妻は車を売って工面し、今や足がなくなってバスでクライアントの宅へ移動する日々。朝から晩まで働く父と母をよそに、上の男の子は反抗期を迎え、町中に落書きして警察に睨まれ、学校では暴力沙汰を起こして停学処分、しまいには万引きで捕まって、親が引き取りにこなければ前科がつくという事態に。しかし父親の雇主がまた阿漕な人で、家でトラブルがあって…と訴えても「なぜそれを俺に言う? お前は自営業だ。代わりを見つければ済むことだろう」と取り付く島もなく、仕事に穴を開ければそのたびに法外な違約金を払わされる…。

      …って、いや、もう、耐えられません。なんだよ、このイケボの息子は。ケータイを取り上げられて逆上し、家を飛び出して、翌朝両親は壁に飾られた家族写真にスプレーで×が記されているのを目にする。それはそうと、仕事仕事。ところがバンの鍵がない。そのせいで2日連続仕事に穴を開けることに。父親の憤怒は頂点に達しています。そして私の苛立ちもまた。で、ひょっこり帰ってきた息子に鉄拳を喰らわせるわけですよ。そりゃ、そうだろうよ。しかし妻も娘もそんな父親を自制が利かないと言って非難するふうなのです。しかもバンのカギは自分が隠したのだと娘の告白が…。いわく、バンさえなければ昔の生活に戻れるかと思って。え、なんで? なんでそう思うの? 昔の生活を取り戻そうとして、今を必死になって生きてるのに。それが、わからないの? …もう観ていて動揺しまくりの自分です。とてもとても、ひとごとではありません。

      邦題の『家族を想うとき』って、なんなんですかね。現代は、Sorry, we missed you. 『ごめんね、みんなあなたが恋しかったんです』あなたって、私のこと? 恋しいって? 君たちが? じゃあ、もう少し労ってくれよ。なんで万引きなんかする? 校長の面談に間に合わなかったからといって、なんでいつまでも非難する? 俺が短気だといって非難する資格がお前たちにあるとでも?

      そして父は暴漢に襲われる。ペットボトルの尿瓶におしっこをした直後にですよ。3人組の暴漢に袋叩きにあって、最後はペットボトルの中身をぶちまけられる。なんでこんな仕打ちに遭うんでしょう…って、ケン・ローチに問うている自分がいるわけです。オクスフォード出のあなたが、繰り返しこういう社会の底辺を描くことに、どんな正義があるというのか。経済のせいだと言いたいんだろうか。イギリスの現実を映画を通して告発したいんだろうか。率直に聞こう、これを観た後で、あなたが私に期待する反応はなんなんでしょう……

      娘を連れてバンで配達をする一日があって、なんか、そのシーンは光り輝いているわけです。田園を見下ろす丘にバンを停め、サンドイッチを頬張りながら父親が提案して、インド料理をテイクアウトする。家族が久々にそろって夕餉の卓を囲う。いいシーンです。そこへ母のクライアントが、トイレに立てずに困っていると電話で訴えてくる。これを無視できない母。するとくだんの不良息子が、父のバンで音楽を聴きながら、みんなでその老婦人の家へ行こう、と提案する。いいじゃありませんか。並の監督なら夜の街の明かりが父親の顔に流れるシーンでも撮りそうなところ。しかしケン・ローチはあくまで禁欲的かつはシニカルです。車中の光景はなにも撮らない。

      ケン・ローチは、人の「愚か」をテーマに映画を撮り続ける監督だとひとまずは言えるでしょう。でも、愚かな者たちに幸あれ、とはなりません。冷徹に見つめているようですが、脚本で不幸の轍を踏むよう設定するのは他ならぬ監督ですからね。愚かのスパイラルを撮りたいのか。そこに愛がないとは言わない。しかし本当に愛はあるんだろうか…。軽蔑に似たものが、そこには微塵もないと、言い切れるのだろうか…。

      兎にも角にも、気持ちのやり場に困る映画です。
      >> 続きを読む

      2020/08/05 by Foufou

      「家族を想うとき」のレビュー

    • ケン・ローチの新作、もう何年も観てないです。『麦の穂をゆらす風』以来かな。

      2020/08/05 by かんやん

    地球の静止する日 不朽の名作シネマコレクション [DVD]
    • 0.0

      1951年のアメリカ映画。監督は『市民ケーン』『偉大なるアンバーソン家の人々』の編集を務めて、のちに『ウエスト・サイド物語』や『サウンド・オブ・ミュージック』などを手がけるロバート・ワイズ。

      キアヌ・リーブス主演でリメイクされましたね。大変評判が悪くて観てません。

      ワシントンに空飛ぶ円盤が着陸して、中から宇宙人(白人男性です)とロボット(ラバースーツにデカい人が入ってるだけです)が現れる。

      で、アメリカ人のことだから、すぐに発砲し、撃たれた宇宙人は病院へ。世界の指導者と話したいと言うが、冷戦構造下でそれも叶わず、こっそり抜け出し、下宿人になりすます。。。

      冒頭のパニックになる世界、息を呑む宇宙人の登場、ファーストコンタクトのスケールから、突然下宿屋の日常へ。子どもと交流する宇宙人。。。

      この作品、SF映画ベスト10によく選ばれている。『ブレード・ランナー』『エイリアン』『2001年宇宙の旅』『未知との遭遇』『スター・ウォーズ』などと並んでるリストを見ると、一番古い作品だったりします。

      ただこの歳で観るには、もう子どものころから宇宙人との遭遇モノをたくさん観過ぎてきたな、と。逆に言うと、どんだけ宇宙人と遭遇しとるんだ人類は、となるんですが。

      そういう意味で、後世に多大なる影響を与えたのだろう、と。『プラン9』のエド・ウッドも、絶対に観ているはず。

      エイリアンにも、侵略者タイプ、友好タイプ、どっちか思わせぶりタイプなどある。本作は、説教タイプである。ハッキリとした平和・反核のメッセージがある。

      科学者を集めて演説したりして、そら当時の観客は、なるほど!と膝を打ったかもしれませんが、もう繰り返し宇宙人と遭遇し、攻撃されたり、友だちになったりした現代の観客に響くかというと、それは疑問ですね。

      むしろ、え!これがクライマックス?と思うかもしれません。しかも、平和を説いてるわりに、逆らったらどうなるか、と暗に恫喝してますしね。地球なんて簡単に滅ばせるみたいなことを言うわけですよ。だったら、核戦争で人類滅んでも、あんたらには関係ないやん!

      そういえば、比べるのも申し訳ないんですが、『プラン9』の宇宙人(やっぱり白人男性です)も、唐突に「ステューピッド、ステューピッド、ステューピッド!」などと地球人を叱り始めましたね。すぐに人類を愚かだと決めつけるのも、偏見、下手したら差別かもしれませんよ。

      しかし、宇宙人が下宿の部屋にダイヤモンドを落として、それを拾った人が宝石店に持ち込み、鑑定してもらい、「これは地球のものではない」という結果が出て、「やっぱりあいつは宇宙人だったか!」と悟る。よくこんな展開思いつくなと感心してしまった。

      ベスト10には入りませんよ。
      >> 続きを読む

      2020/07/25 by かんやん

      「地球の静止する日 不朽の名作シネマコレクション [DVD]」のレビュー

    • 職場で笑ってしまいました。怪訝な眼差しが…

      2020/07/30 by Foufou

    • ありがとうございます。

      2020/07/30 by かんやん

    バットマン
    • 3.0

      バットマンよりも悪役のジョーカーのジャック・ニコルソンの方が印象が強く、主役に見えてしまう。
      でも、バットマンの基地の洞窟やバットモービルや全体的な世界観がカッコいい。そして、ダークの世界も独特なティム・バートンの世界になりますね。

      2020/07/24 by よっしー

      「バットマン」のレビュー

    • 公開当時は世界的に社会現象となった映画ですね。ジョーカーの衣装メイクでタイム誌の表紙にジャック・ニコルソンが載っていたのを思い出します。この年の11月に新婚旅行でNYに行きましたが、あちこちにジャック・ニコルソン版ジョーカーの人形やらイラストやらグッズやらを目にしました。もちろん、帰国後、日本封切り時には劇場にも行きましたよ~ >> 続きを読む

      2020/07/25 by 紫指導官

    映画に愛をこめて アメリカの夜
    • 0.0

      1973年フランソワ・トリュフォー監督作品。

      南仏ニース。地下鉄から出てきたジャン=ピエール・レオの歩く姿をカメラは追う。前から来た男の前で立ち止まり、平手打ちを食らわせる、その瞬間「カット!」の声。撮影用のクレーンが映る。エキストラの通行人が集められて、メガホンで監督から指示を与えられる。撮り直しだ。

      映画製作の舞台裏を描く作品というのは、昔は好きではなかった。映画という人を魅了するフィクション=幻想=ニセモノをつくる過程を作品として見せられても、戸惑うしかなかった。撮影風景はメイキング映像で十分であり、ノウハウを知りたかったら本を読めば十分でしょ。ハリボテのセットの裏側を「作品」として見せてほしくないよ。

      どうしてもメタ的な要素が入り込んで、それが煩わしいというのもある。映画人の情熱を映画人が描くという、なんというか淫した感じ?うまく言えないな。

      しかし、本作には心打たれました。自分も年をとったということでしょうか。「映画に愛を込めて」というかなりダサい邦題でさえ、まったくその通りと心に染み入るものがある。

      トリュフォー自身が演じるフェラン監督が呟く。「映画監督は現場では常に質問にさらされ、そのすべてに答えなければならない」「映画撮影は駅馬車の旅に似ている。最初はわくわくしているが、最後には何とか無事到着することだけを願っている」

      何度もとちるアル中気味の盛りを過ぎた女優、フェリーニの撮影はアフレコで、セリフは適当に数字を並べるだけでよかったなどという。「ここはフランスですから」となだめすかす監督。何度でもしくじるのだが、これが実に良いシーンだ。

      撮影より恋愛に夢中の若造役者、フィルム現像の失敗、小道具の選択、保険会社との交渉、脚本は手直しが必要だし、ハリウッドから招いた女優は情緒不安定だ。

      「ほんとに儲かんない。商売代えしたいよ」とプロデューサーがぼやく。

      役者やスタッフの人間模様を何気ない挿話を重ねながら、描いてゆく。子ネコが首尾良くミルクをなめてくれるかどうか、大の大人が息を止めて見入っている。高いハシゴをのぼってゆくと、そこに簡易なセット(窓だけ)が組んであり、窓の向こうには本物の建物の窓が向かい合っている。ドライにテキパキ仕事をこなすナタリー・バイ扮するスクリプトガール、素敵です。

      撮影パートが終わった役者は去ることになる。記念撮影。女優が言う。「一所に集められて、ようやく愛し合うようになったら、もう解散の時がくる」

      アメリカの夜(day four night)とは、カメラにフィルターをかけて昼間撮影したものを夜に見せる技法のこと。それはつまり、ニセモノの夜、嘘の夜ということ。洗剤の雪とおんなじだ。映画というのは、フェイクなんだよと。フェイクでしかないものに囚われて、人生を捧げてしまうとはどういうことなのか。フェラン監督が何度も観る夢の結末を知ったとき、そうだったのか、と涙がこぼれる。「僕は監督とは違う。実人生が大切だ」若い役者がいう。女優の涙ながらの告白を、監督はちゃっかりシナリオへ組み込んでしまう。「なんてひと!」

      トリュフォーはモンタージュを巧く使う。『恋のエチュード』の日々の経過、『野生の少年』の野生児が言葉を覚え、文明化してゆく様子など。撮影シーンを細かくつないでいって、そこに管楽器の高らかなメインテーマがかぶさる。その反復が心地よくて、また目頭が熱くなる。

      ジャクリーン・ビセットの顔を向きを直し、指の置き方まで演出する監督を捉えるカメラ。まるで愛の仕草にも似て、なんと繊細なことか。

      DVD特典映像でジャクリーン・ビセットのインタビュー。ちょうど同時期にニースでハリウッドの大作『シーラ号の謎』を撮っていて、遠くからジェームズ・コバーンを見て、映画スターってなんて素敵なんだろうと皆夢中になったという。「でも、私たちは低予算でもトリュフォーの映画に出ているという誇りがあったの」
      >> 続きを読む

      2020/07/13 by かんやん

      「映画に愛をこめて アメリカの夜」のレビュー

    • 泣けるレビューやわ…

      2020/07/16 by Foufou

    • いや、ここだけの話、こちらこそFoufouさんのベルトルッチやフェリーニのレビューに心を打たれました。これ以上褒め合っても気持ち悪いのでよしときましょう。 >> 続きを読む

      2020/07/16 by かんやん

    ジェーン・ドウの解剖 [DVD]
    • ジェーン・ドウの解剖 [DVD]

    • ジャンル: ミステリー・サスペンス , ホラー
    • 監督: アンドレ・ウーヴレダル
    • キャスト: エミール・ハーシュ, ブライアン・コックス, オフィリア・ラヴィボンド
    • 2.0

      外観は普通の家にしか見えないモルグ=死体安置所が舞台。アコーディオン式の扉のつく旧式のエレベーターがあって、地下に降りると真鍮の電飾で等間隔に照らされた廊下が左右に続いている。壁紙はモスグリーンで床は赤みがかった板張りで、ちょっとしたホテルのような品の良さ。左手の奥に解剖室があって、最新の設備と黒板のような旧式の道具の混在する、なかなかの異空間。ラジオを聴きながら父と息子の二人で死体を解剖している。ラジオの機械がまた今時ダイヤル式のえらく古い代物。

      これは私営の施設なのか? 不審死の死体の死因を解剖で突き止めることを生業としているらしいので、いわゆる司法解剖医なのだろうが、親子で運営しているというのも妙だし、どうやら一階から上は住居のようで、アメリカのモルグとはこういうものなのか、と首を傾げることしきり。しかも地下と一階をつなぐのはエレベーターのほか階段があるにはあるのだが、頭上にある両開きの重い鉄扉を開いて、身をよじらせてでなければ裏庭に出られないというのだから、まったくもって不可思議、不可解なのである。地下室を改造して解剖室と安置室と焼却炉を作ったということ?

      そこへジェーン・ドゥが運ばれてくる。ジェーン・ドゥとは身元不明の若い女性に与えられる仮の名。ステンレスの台に染みひとつない青白い死体が横たわる。鼻からハエが這い出てきて、そのあとからつーっと血が一線に流れる。俳優の落ち着いた演技と相まって、なかなかいい感じの前半。しかし、不気味といえば不気味な建物と、若いコーカサス系の女の白さを撮ったら、あとはアイデアは尽きました、と勘繰られても仕方のないような展開になります。ああ、所詮はエクソシスト系か…となって鼻白み、そうなると内臓の表面に無数の傷がついていようが、剥いだ皮の内側に怪しげな紋様が染められていようが、新鮮味は微塵も感じられない。

      美しい女の体を切り刻む、という嗜好を抑え、もう少し謎解きのほうに力を入れることができたなら、もっと面白い映画になったかもしれないです、はい。
      >> 続きを読む

      2020/07/11 by Foufou

      「ジェーン・ドウの解剖 [DVD]」のレビュー

    • ブライアン・コックスは『天才マックス』の校長先生ですね!

      2020/07/15 by かんやん

    • 通りで! なんか、いい役者やなぁ…と。

      2020/07/16 by Foufou

    男はつらいよ お帰り 寅さん
    • 2.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      寅さん好きが昂じて、結婚前の妻との住居を柴又に決め、江戸川の土手を見はるかす小さなアパートに暮らし始めたのが今からちょうど10年前。二人の子供が生まれ、育って、手狭になって部屋を出るまでが5年で、5年の間に寅さんは私たちの生活と共にあり、帝釈天も江戸川の土手も河川敷も、個人史において燦然と輝けるトポスとなった。

      往年の作品の続編がかかると聞いて構える態度は二つ。拍手喝采で迎えるか、何を今更と冷ややかに迎えるか。関心を示さないというのもとりあえずは後者。ちょっと自分では第一印象が判然としない。どうせ4K処理やらで過去の寅さんを合成して画面を構成するのだろうと誰しもがする想像をして、それで観たくないかと言われれば、そうでもなく。冒頭の「男はつらいよ」を桑田佳祐が歌うと聞いて賛否両論あることも耳にしたが、おそらくファンの誰もがそのとき思ったのは、渥美清以外に誰が寅さんを演じられるだろうかという往年の遊びであり、軽みと重みと凄みとを併せ持った、話芸の達人なんて今時分いるものかね、とどのつまりは寅さんとはほかならぬ渥美清だとなるのが関の山、桑田佳祐では軽すぎるし、西田敏行では湿り気が勝ちすぎる、よもや、その後継として吉岡秀隆の名を挙げる者などひとりもあるまい。

      前評判が良いというのも警戒させる一因である。こと日本映画はそうである。桑田佳祐のシーンについては、PVみたいだとの批評もあるようだが、あげつらうまでもないだろう。問題はこの50回目の「男はつらいよ」が、万感の思いを込めた、ファンを泣かせる作品になっていればよく、映画としての新しさも、もっと言えば内容の充実さえも求めないのである。

      そういう意味では、各々の回想に過去作品の引用として現れる寅さんを見るだけで泣けてしまうし、ましてや私なんぞ江戸川の土手を見るだけで感無量なわけである。だから何も求めはしないというのが大前提。それにつけても吉岡秀隆の演技である。娘に愛おしさを表す時も、再婚相手を勧められて戸惑う時も、後藤久美子演じる泉に今更の愛を告白する時も、判でついたような同じ目の剥き方をして、気になるどころではない、気に障ってしょうがない。『男はつらいよ』50作目の主演を張るような輝かしい将来に向けて、この役者は役者としての成長をこれまでどのように受け止めてきたのだろうと、余計なお世話は百も承知で、言いたくもなる。後藤久美子については、日本人離れした変わらぬ美貌を目の当たりにするという功徳もあるし、そもそも彼女のセリフの棒読みも場違いな表情の造作も不問とするのがファンとしての正しい態度である。それだけの鷹揚さを表明しながら、吉岡の演技に苛立つのだから、これは余程のことなのである。カメラ越しに、あるいは編集の折に監督は気にならなかったのだろうか。

      それとはっきりは表明されないが、寅さんが死んでいることを前提に話が進められるのもいかがなものか。瘋癲であればこそその消息ははっきりとは知らされないはずで、よもやとは思っていても、家族なら尚更生きていることを前提に話題にするのではないか。老いたマドンナの便りにどこそこで寅さんを見かけたとか、寅さんの無事を伝える報に触れたとか、そんな思わせぶりの方が、ファンは救われるはずである。シリーズの真骨頂はなんといってもマンネリズムなのだから、映画の終わりに正月はほしいし、正月に寅さんの届ける便りなんかあろうものなら、腰から落ちるような感慨もあったろう。映画とは夢である。私たちは夢を見せてほしいのである。風に向かって名を呼べば、寅さんが現れる、と映画を観ている時だけでも信じていたい。そういう心理に脚本がまったく寄り添わなかったのは、不可解というほかない。

      後藤久美子演ずる泉はヨーロッパに渡り、UNHCRで働く才女という設定である。劇中、英語とフランス語を使いこなす。ちなみに久々に帰朝した彼女と共にシンポジウムで講演する西洋のご婦人は私の妻が学生の時分に映画史の授業を担当していた人らしく、この人に日本映画の薫陶を受けたのだとえらく興奮してました。で、この泉をめぐっては、男やもめで駆け出しの作家という設定の光男が偶然再会し、何くれと来日中の世話をするのであるが、例の目を剥く芝居だけでも致命的な瑕疵なのに、イケてない演出が散見される。泣きながら首を傾げるという、どうも変な塩梅の映画鑑賞である。

      海の見える病院に収容されている父を訪ねる泉。ペドロ・アルモドバルなら海を、風を、浜をうまく絡めて病院の特異なトポスを魅力的に撮るだろうが、三浦半島の岬の…とは名ばかりの、全然魅力のない再会の舞台である。せめて病室からの風景を見せてくれないかと、ここでも苛立ちが。で、病床の父親が、ここは寺尾聰でなければならないのだが、それなりの事情があるのだろう、別の俳優が演じていて、これが橋爪功。ここは国連で活躍する才女の輝かしい経歴と対比をなすところで、作品に深みを与える重要な場面のはずが、軽い役者を持ってきて、首に下げたがま口から小さく折りたたんだ1万円札を泉に渡し、じいちゃんからだと言って孫に絵本でも買ってやれと耳打ちし、泉がはけると、光男に手で二枚寄越せと合図する。それを断れない光男。悲哀もなにもあったものではない。泉のディオールのスーツには微塵も泥のかからない演出である。

      加えて空港で光男が泉を見送る場面。ここで光男が、6年前に妻を亡くしている事実を泉に告白しちゃうんだよな…。無粋の極み。小津の映画でも観て、やもめの美学を学んでこい、と言いたくなる。いや、この辺りが山田洋次の山田洋次たるところで、『男はつらいよ』の初期の作品は、いやここは(小津なら)こうするでしょうよ、と盛んに突っ込みながら鑑賞したのを思い出す。山田洋次にとっての大衆性とは、光男の男の腐ったような感じを不惑を超えてなお演じさせるところにあるのであり、しかし敢えて言えば、「伯父さんなら、光男、それは最後まで黙っておけ、と言うはずだよ」と助言してやりたくもなるのだ。それこそは大衆性=人情だと思うんだけど、違うのかなぁ…。その悲哀を作中の誰もわからなくとも、ほかならぬ映画の鑑賞者の我々が、しかと見届ける。それもまた映画なのだ。

      雨の夜、「おかえり、寅さん」と光男のパソコンの画面に書かれていく。それが池脇千鶴演じる編集者が新人作家に書かせようとしている作品のタイトルらしい。池脇千鶴の演技はどうもわざとらしくて好きになれないのだが(もちろん下手という意味ではありません)、この作品においては好演だったと思う。この人をマドンナ=軸に置いて展開する話もありと言えばあり。でも、後妻をもらう、というテーマは小津で極まっている。

      過去作品のマドンナを次々と写していくのもいいけどね、こちとらDVDでいつでもマドンナにも、そして寅次郎にも会えるわけだから。やっぱりね、正月の朝にさ、ガラガラっと「くるま屋」のガラス戸の引かれる音がしてね、雪駄で土間を擦る音が続いて、さくらと博と光男、それにリリーとあけみがカメラに向かって顔を仰いでさ、晴れやかに、「おかえり、寅さん!」と唱和して幕切れる、というのを観たかったんだよなぁ…。
      >> 続きを読む

      2020/07/12 by Foufou

      「男はつらいよ お帰り 寅さん」のレビュー

    • 寺尾聰が起用されなかったことについてはネット上でも多くの人が違和を表明されている。寺尾聰演じる泉の父親は真面目な人で、そうであるが故に妻子を捨てて九州へ遁走したというのがショッキングで、泉はたまらず父親を追うのだが、幸福そうな父を見て引き返してくる。これを踏まえれば、老いて泉の汚点となるような撮り方をするよりは、幸せとは何かを問うような、一世一代の芝居を寺尾聰に託すということも考えられたでしょう。そのほうがしっくりします。であればこそ、病院は風光明媚なところであってほしいですね。それに、橋爪功がみみっちい老人を演じても泉を哀れに思えないのは、これは後藤久美子の演技力に因るのだろうと、色々と思い直しました。 >> 続きを読む

      2020/07/13 by Foufou

    まぼろしの市街戦
    • 0.0

      1966年のフランス映画。主演は英国人のアラン・ベイツ。

      監督は初期シャブロルやトリュフォーの助手を務めたフィリップ・ド・ブロカ。若きアドルフ・ヒトラーを演じて、一瞬だけスクリーンに登場。

      音楽はトリュフォーとのコンビで有名なジョルジュ・ドルリュ-。

      第一次世界大戦末期、フランス北部の町から撤退するドイツ軍は、時限爆弾を仕掛けてゆく。情報を察知した英国軍は、伝書鳩飼育係のプランピックに爆弾処理の任務を与える。

      町へ入ったプランピックが、残っていたドイツ兵に追いかけられて逃げ込んだのは、精神病院だった。。。

      フランスではヒットしなかったが、当時ベトナム戦争反対運動が盛り上がっていたアメリカでは、カルト的な人気を博したらしい。

      冒頭の展開はかなりもたついているし、うまく編集されているとも言い難い。ヒトラーも、別に登場する必要はない。詰め込みすぎなのである。

      先ずは風刺的な反戦映画と言えるだろう。もぬけの殻となった美しい田舎町に、精神病院の患者が次々とあふれ出す。地味な患者衣を脱ぎ捨て、廃墟で化粧していた女が、たちまち妖艶な娼婦に変身するシーンの素晴らしさ。

      将軍(ピエール・ブラッスール)、床屋(ミシェル・セロー)、公爵(ジャン=クロード・ブリアリ)、公爵夫人、そして美しき娼婦たち……。ベテランの芸達者な役者たちが魅力たっぷりに演じている。ひょんなことから、主人公は彼らに王として奉られることになる。

      真夜中までに時限爆弾を解除しなければならないというタイムリミットと、新たな王を迎えた戴冠という祝祭。監督の狙いはわかる。

      でも、サーカスのクマやゾウ、ラクダが町を横切っても、なんだか寒い。パレードがあっても、盛り上がらない。なぜなんだろう。これは難しい問題である。ただパレードを撮っても、映画に祝祭が訪れないということは。。。

      もう一つ。

      もちろん、フィクションなんだから、精神病患者がちっともリアルに描かれていないどころか、愉快極まりない、全く愛すべき人たちに描かれていても問題はないはずだ。だが、それにしても、都合が良すぎるのではないか。

      主人公を取り囲む善良すぎたり、素朴でありすぎる脇役たちという設定は、自分には気に障る。たとえば、ジブリのアニメとか、韓国映画『トンマッコル』とか。それが、障害のある人たちなら、なおさら良くない。

      そんなわけで、評価の高い本作であるが、残念ながら自分には向いていなかった。

      主人公と結ばれる娼婦の一人(それも男性経験なしという都合の良さ)を演じるジュヌヴィエーヴ・ビジョルドの可憐さは特筆に値すると思うけれど、いやまったくこれが都合が良い存在なんです。
      >> 続きを読む

      2020/07/12 by かんやん

      「まぼろしの市街戦」のレビュー

    • 精神病を患っている人間の方が、実はそうでない人達よりもイキイキして、人生を謳歌している……。時には深い格言めいたことを述べたりする。これも、一種のストックキャラクターではないのか。マジカルニグロとかノーブルサベッジとか白人の救世主とか……。 >> 続きを読む

      2020/07/12 by かんやん

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